シリーズ徹底比較

メタルギアはどれから?
おすすめの遊ぶ順番とSteamで買える11作レビュー

最終更新:2026年9月26日 / 編集:ゲームくらべ編集部

小島秀夫が1987年に作った潜入アクション。「敵を倒す」ではなく「敵に見つからない」を目的にした発想が、ステルスというジャンルそのものを生んだ。ただしこのシリーズは、作中の年が1964年から2014年まで飛び回る一方で、発売はその順番どおりに進まなかった。おまけにSteamでは同じ作品が単品とセットの両方で売られ、片方には別の2作が丸ごと同梱されている。「どれから」と「どう買うか」の両方でつまずきやすいシリーズです。

結論

結論から言うと、『メタルギアソリッド Δ: スネークイーター』(通常4,950円・メタスコア85)から始めるのが最短です。理由は3つ——①作中でいちばん古い1964年の話なので前提知識が要らない、②2025年のリメイクなので操作が現代のもの、③この1本で話が完結する。
そのうえで、このシリーズ最大の落とし穴を先に言います。時系列順に並べて遊んではいけません。作中の年は1964年から始まりますが、その1964年の話(『3』)が作られたのは2004年で、1998年の『MGS』を遊んだ人に向けて仕掛けが組まれています。時系列順に進めると、後から作られた作品が先に答えを明かしてしまう。物語を味わうなら発売順が正解です。
買い方にも注意——旧作は単品でも並んでいますが、『マスターコレクション』のセットのほうが安いか、同額で収録数が多いです(Vol.1=7,480円で単品4本11,000円ぶん/Vol.2=6,600円で単品2本6,600円ぶん+『ゴーストバベル』)。

タイプ別・あなたはどれ?

遊びたいスタイルを選ぶと、おすすめの1本を提案します。

どう遊びたい?

メタルギアソリッド Δ: スネークイーター カバー

おすすめ

メタルギアソリッド Δ: スネークイーター

作中で最も古い1964年の話で、前提知識が要りません。操作も2025年のものです。

この作品のレビューを見る →

まずどれから? 3つの入口

目的別のおすすめ。どれも旧作を知らなくても楽しめます。

Steamで買える11作 比較表

発売年は「原作(初出)の年」です。『Δ』だけは2025年のリメイクなので、原作の『3』(2004年)とは別の行になっています。メタスコアは、その作品が最初に出た機種の批評家スコアで、採用した機種と批評家レビュー件数は各レビューに書きました。
ひとつ注意——いまSteamで売られている旧作は、多くが「マスターコレクション版」=移植版です。コレクション自体のメタスコアはVol.1が74(PS5・56件)、Vol.2が84(PS5・34件)で、収録作の原作評価(94・96・91)よりかなり低く出ています。作品の出来と移植の出来は別物なので、両方を見てください。
なおSteam上の商品名は英字表記で、『メタルギアソリッド3 スネークイーター』は「METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER (MASTER COLLECTION版)」として並んでいます。(初心者向け度・ボリュームは編集部評価)

作品 発売年 バトル ボリューム 初心者向け度 メタスコア 対応機種
メタルギア カバー メタルギア作中1995年/1987年MSX2版が初出 1987 見下ろし型の潜入(当時のまま) 2/5 — Steam ↗ Switch PS5 PS4
メタルギア2 ソリッドスネーク カバー メタルギア2 ソリッドスネーク作中1999年/1990年MSX2版が初出 1990 見下ろし型の潜入(レーダー・ホフク移動) 2/5 — Steam ↗ Switch PS5 PS4
メタルギアソリッド カバー メタルギアソリッド作中2005年/1998年PS版が初出 1998 3D空間の潜入(俯瞰視点) 3/5 94 Steam ↗ Switch PS5 PS4
メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ カバー メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ作中2007年・2009年/2001年PS2版が初出 2001 3D空間の潜入(一人称照準を導入) 3/5 96 Steam ↗ Switch PS5 PS4
メタルギアソリッド3 スネークイーター カバー メタルギアソリッド3 スネークイーター作中1964年/2004年PS2版が初出 2004 3D空間の潜入(迷彩・食料・治療) 4/5 91 Steam ↗ Switch PS5 PS4
メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット カバー メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット作中2014年/2008年PS3版が初出(2026年にようやく移植) 2008 3D空間の潜入(戦場に紛れる) 3/5 94 Steam ↗ Switch PS5
メタルギアソリッド ピースウォーカー カバー メタルギアソリッド ピースウォーカー作中1974年/2010年PSP版が初出 2010 ミッション制の潜入+拠点開発 3/5 89 Steam ↗ Switch PS5
メタルギアソリッドV グラウンド・ゼロズ カバー メタルギアソリッドV グラウンド・ゼロズ作中1975年/2014年発売(『V』の序章) 2014 一枚の基地を自由に攻める潜入 5/5 75 Steam ↗ PS4
メタルギアソリッドV ファントムペイン カバー メタルギアソリッドV ファントムペイン作中1984年/2015年発売 2015 オープンワールドの潜入(相棒・拠点開発) 4/5 93 Steam ↗ PS4
メタルギアソリッド Δ: スネークイーター カバー メタルギアソリッド Δ: スネークイーター作中1964年/2025年発売(『3』のリメイク) 2025 2つの操作方式を切替(LEGACY/NEW STYLE) 5/5 85 Steam ↗ PS5

※メタスコアはMetacriticの各プラットフォーム集計を参考値として掲載。対応機種は購入・プレイ可能なものを掲載し、移植・新版の状況は変わることがあります。画像出典:各Steamストアページ、IGDB。

選び方のポイント

迷ったときの判断軸。

1

迷ったらΔから

4,950円・メタスコア85。作中で最も古い1964年の物語で、前提知識ゼロ、単体完結、操作は2025年のもの。ここが合えば発売順に広げられるので、最初の1本として最も損がありません。安く済ませたいなら同じ物語の原作『3』が2,750円です。

2

旧作は必ずセットで買う

Vol.1は7,480円で、単品4本ぶん11,000円より3,520円安い。Vol.2は6,600円で、単品2本ぶんとまったく同額なのに『ゴーストバベル』が付きます。単品SKUは「1本だけ試したい」とき以外に使う理由がありません。

3

二重購入に気をつける

『MGS』の単品SKUには『メタルギア』『メタルギア2』が丸ごと同梱されています。『メタルギア&メタルギア2』を別に買うと同じものを2回買うことになります。ストアの「[ゲーム作品]」欄を買う前に必ず見てください。

4

批評家スコアと日本語レビューを分けて読む

MGS3は批評家91・Steam全体89%ですが、日本語レビューは57%です。中身への不満ではなく、移植版の初期ボタン配置と感度への不満が大半で、設定から変えられます。逆にMGS4は日本語89%とシリーズ最高。数字は必ず理由まで見てください。

11作レビュー(買う前に知っておきたいことつき)

各作の特徴・長所と注意点・こんな人向けを、実際の内容に踏み込んで解説します。

1 メタルギア キービジュアル

メタルギア

1987年 見下ろし型の潜入(当時のまま) 要塞に単身潜入・すべての原点

すべての始まり。敵を倒して進むアクションが当たり前だった1987年に、「見つからずに進む」ことを目的にしたという一点でジャンルを作った作品。要塞ジ・アウターヘブンに単身潜入し、拾った武器と無線だけを頼りに進む。Steamでは『メタルギア2』とセットで2,750円の1商品として売られていて、ゲーム性は当時のまま、難易度だけ調整した現代版として復刻されている。アップデートでSteam Deck対応・ウィンドウモード・音量調整も入った。ただし買う前に必ず確認してほしい点がひとつ——『MGS』の単品SKUにはこの2作が丸ごと同梱されています。別々に買うと同じものを2回買うことになる。Steamの日本語レビューは50%(20件)と真っ二つで、これは中身というより「1987年の作りをそのまま出している」ことへの評価が割れた結果だろう。

メタルギア スクリーンショット メタルギア スクリーンショット

画像:Steam ストアページ / © 各権利者

初心者向け度 2/5
ストーリー 2/5
ボリューム 1/5

良い点

  • ステルスというジャンルを作った原点
  • 『メタルギア2』とセットで2,750円
  • 難易度を調整した現代版として復刻
  • Steam Deck対応・ウィンドウモード追加済み

気になる点

  • 見下ろし型で説明が少なく、いま初めて触ると迷いやすい
  • 日本語レビューは50%(20件)と割れている
  • 『MGS』を買うと同梱されるので二重購入に注意

こんな人向け:原点を確かめたい人へ。最初の1本にはしない。

Steam Switch PS5 PS4 Steam通常 ¥2,750 Steamで見る
2 メタルギア2 ソリッドスネーク キービジュアル

メタルギア2 ソリッドスネーク

1990年 見下ろし型の潜入(レーダー・ホフク移動) ザンジバーランド・シリーズの型が完成

いまのメタルギアの型は、ほぼこの1990年の作品で完成している。壁を叩いて音で敵をおびき寄せる、足音を聞かれる、レーダーで敵の視野を読む、ホフク移動で隠れる——シリーズの基本概念がここで一通り揃った。当時の家庭用ゲームとしては異常なほど先を行っていた一本。物語の面でも重要で、ビッグボスがなぜそう動くのか、戦う場所を失った兵士がどうなるのかが正面から描かれる。以降のシリーズが繰り返し戻ってくるテーマの出発点がここにある。Steamでは『メタルギア』と同じ商品(2,750円)に収録されていて、単体では買えない。操作は当時のままなので気軽には勧めにくいが、『MGS』を遊んで面白かった人が次にさかのぼる先としては、これ以上ない。

メタルギア2 ソリッドスネーク スクリーンショット メタルギア2 ソリッドスネーク スクリーンショット

画像:Steam ストアページ / © 各権利者

初心者向け度 2/5
ストーリー 4/5
ボリューム 2/5

良い点

  • シリーズの基本概念がここで完成している
  • 1990年としては異例の物語の厚み
  • ビッグボスというテーマの出発点
  • 『メタルギア』と同じ2,750円に同梱

気になる点

  • 操作は1990年のまま
  • 単体では買えない(1商品に2作収録)
  • 『MGS』の単品SKUにも同梱されているので二重購入に注意

こんな人向け:『MGS』を遊んで、その前の話を知りたくなった人に。

Steam Switch PS5 PS4 Steam通常 ¥2,750 Steamで見る
3 メタルギアソリッド キービジュアル

メタルギアソリッド

1998年 3D空間の潜入(俯瞰視点) 雪のアラスカ・無線と会話の密度

メタルギアを世界のものにした一本。シリーズ初のフルポリゴン作品で、実写映像とポリゴンデモを織り交ぜながら「反戦・反核」を語り切った。裏切りに裏切りを重ねる筋書きは当時「20世紀最高のストーリー」とまで言われ、メタスコア94(PlayStation・批評家20件)。Steam版で見逃せないのは収録量で、本編に加えて『MGS INTEGRAL』、そして『メタルギア』『メタルギア2』が丸ごと同梱されて2,750円。実質3作入りと言っていい。ただし正直に書くと、いま初めて触るには古い。出力は全機種1080p 30fps(1998年のPS版がベースなので上げようがない)で、日本語レビューは68%(76件)。否定的なレビューの中身は「操作方法に難がある」「謎解きが分かりにくい」「UIが古い」で、物語への不満ではない点は押さえておきたい。

メタルギアソリッド スクリーンショット メタルギアソリッド スクリーンショット

画像:Steam ストアページ / © 各権利者

94
メタスコア
初心者向け度 3/5
ストーリー 5/5
ボリューム 3/5

良い点

  • メタスコア94。シリーズの評価を決定づけた作品
  • 『INTEGRAL』『メタルギア』『メタルギア2』を同梱して2,750円
  • 会話と無線の密度はいまも突出している
  • Vol.1のセット(7,480円)ならさらに割安

気になる点

  • 1080p 30fpsが上限(1998年のPS版がベース)
  • 操作と謎解きは当時のままで、詰まりやすい
  • 日本語レビュー68%はUIと操作への不満が中心

こんな人向け:物語からシリーズに入りたい人に。古さは覚悟のうえで。

Steam Switch PS5 PS4 Steam通常 ¥2,750 Steamで見る
4 メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ キービジュアル

メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ

2001年 3D空間の潜入(一人称照準を導入) タンカーと海上プラント・情報と検閲の物語

メタスコア96(PS2・批評家42件)はシリーズ最高で、批評家42件のうち否定的な評はゼロ。潜入の自由度が一段跳ね上がり、一人称で狙う・敵を引きつける・身を隠すといった行動が噛み合うようになった。そして何より、この作品は「情報が操作されるとはどういうことか」を2001年に語っている——いま読むほうが刺さる種類の物語で、20年以上経っても議論が続いている理由がここにある。ただし入口には向かない。前作『MGS』を遊んだ人を裏切るように設計されていて、主人公が途中で入れ替わるという構造そのものが仕掛けになっているからだ。マスターコレクション版は1080p 60fpsで、旧作の中では最も快適に動く。2,750円。日本語レビューは64%(61件)。

メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ スクリーンショット メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ スクリーンショット

画像:Steam ストアページ / © 各権利者

96
メタスコア
初心者向け度 3/5
ストーリー 5/5
ボリューム 3/5

良い点

  • メタスコア96はシリーズ最高(批評家42件で否定評ゼロ)
  • 2001年に情報操作を正面から扱った物語
  • 1080p 60fpsで旧作では最も快適
  • 潜入の自由度がここで一気に広がった

気になる点

  • 『MGS』を遊んでいる前提の作り。入口には向かない
  • 主人公の交代は好みが割れる
  • 日本語レビュー64%(61件)と移植への不満はある

こんな人向け:『MGS』を遊んだ次に。順番を飛ばさないほうがいい一本。

Steam Switch PS5 PS4 Steam通常 ¥2,750 Steamで見る
5 メタルギアソリッド3 スネークイーター キービジュアル

メタルギアソリッド3 スネークイーター

2004年 3D空間の潜入(迷彩・食料・治療) ソ連のジャングル・師弟の物語

シリーズで最も愛されている作品を挙げるなら、たいていこれ。冷戦下のソ連のジャングルが舞台で、迷彩を着替え、動物を捕って食べ、傷を自分で治療しながら進む。潜入というよりサバイバルで、システムがそのまま物語になっている珍しい作り。メタスコア91(PS2・批評家68件)。作中で最も古い1964年の話なので前提知識が要らず、単体で完結する——入口として成立する数少ない旧作でもある。2026年2月13日の更新で高解像度テクスチャパックに対応し、Steam版は内部解像度・アップスケールともに4K(2160p)になった(導入に約70GBの空き容量が必要)。2,750円でこれは強い。ただし日本語レビューは57%(104件)とシリーズで最も低い。理由を実際に読むと大半が「初期のボタン配置と感度が不快」で、中身への不満ではない。設定から変えられるので、買ったらまず操作設定を開いてほしい。

メタルギアソリッド3 スネークイーター スクリーンショット メタルギアソリッド3 スネークイーター スクリーンショット

画像:Steam ストアページ / © 各権利者

91
メタスコア
初心者向け度 4/5
ストーリー 5/5
ボリューム 3/5

良い点

  • 作中で最も古い1964年の話。前提知識ゼロで単体完結
  • 2026年2月の更新でSteam版が4K表示に対応
  • 迷彩・食料・治療がそのまま物語になっている
  • 2,750円と安い

気になる点

  • 日本語レビュー57%はシリーズ最低(初期の操作設定への不満が中心)
  • 4Kテクスチャの導入に約70GB必要
  • リメイクの『Δ』と内容が同じなので、どちらを買うかは先に決めたい

こんな人向け:安く入口を作りたい人に。買ったらまず操作設定を開くこと。

Steam Switch PS5 PS4 Steam通常 ¥2,750 Steamで見る
6 メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット キービジュアル

メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット

2008年 3D空間の潜入(戦場に紛れる) 戦争が商売になった世界・スネークの最後

2026年8月27日、この作品はようやくPS3以外で遊べるようになった。2008年の発売から18年、シリーズを追ってきた人が最も待っていた移植で、Steamの日本語レビュー89%(54件)はシリーズ最高、全体でも97%(2,872件)と圧倒的。メタスコアは94(PS3・批評家82件)。老いたソリッド・スネークが、リキッド・オセロットを止めるために最後の任務に出る物語で、シリーズが積み上げてきた謎に決着がつく。戦争が民間企業の商売になった世界で、両陣営が撃ち合う戦場に紛れながら進むという構図そのものが主題になっている。入口には絶対に向かない——ここまでの作品を知らないと固有名詞に押し流される。買い方だけ注意:単品3,850円だが、『ピースウォーカー』2,750円と合わせて6,600円=Vol.2とまったく同じ値段。Vol.2には『ゴーストバベル』も付くので、2本欲しいなら単品で買う理由はない。

メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット スクリーンショット メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット スクリーンショット

画像:Steam ストアページ / © 各権利者

94
メタスコア
初心者向け度 3/5
ストーリー 5/5
ボリューム 4/5

良い点

  • 日本語レビュー89%はシリーズ最高
  • 18年ぶりにPS3以外で遊べるようになった
  • シリーズの謎に決着がつく最終章
  • Vol.2なら同じ値段で『ゴーストバベル』も付く

気になる点

  • シリーズの締めくくりなので入口には向かない
  • 固有名詞が多く、前提知識がないと置いていかれる
  • 単品は3,850円と旧作では高め

こんな人向け:『MGS』『MGS2』を遊んだ人へ。ここが終着点。

Steam Switch PS5 Steam通常 ¥3,850 Steamで見る
7 メタルギアソリッド ピースウォーカー キービジュアル

メタルギアソリッド ピースウォーカー

2010年 ミッション制の潜入+拠点開発 コスタリカ・ビッグボスになるまで

『3』の10年後、スネークがビッグボスになっていく過程を描く一本。舞台はコスタリカで、死んだはずのザ・ボスの声が録音されたテープを持ち込まれるところから始まる。メタスコア89(PSP・批評家66件)。この作品の発明は「マザーベース」——倒した敵を回収して自分の拠点で働かせ、武器を開発し、部隊を育てる。のちの『V』の拠点システムはここが原型で、シリーズの遊び方そのものを変えた。元が携帯機向けなのでミッション単位に細かく区切られていて、少しずつ進めやすいのも利点。Vol.2版では解像度をオリジナルモードと高解像度モードから選べるほか、最大6人のオンラインプレイに対応する。2,750円。日本語レビュー66%(106件)は、ミッションを繰り返す構造と携帯機由来の作りが今の目には冗長に映る、という評価が中心。

メタルギアソリッド ピースウォーカー スクリーンショット メタルギアソリッド ピースウォーカー スクリーンショット

画像:Steam ストアページ / © 各権利者

89
メタスコア
初心者向け度 3/5
ストーリー 4/5
ボリューム 4/5

良い点

  • 拠点開発というシリーズの新しい柱がここで生まれた
  • ミッション制で区切りやすく、少しずつ進められる
  • 解像度モードを選べる/最大6人のオンライン対応
  • Vol.2なら『MGS4』と合わせて実質据え置き

気になる点

  • 携帯機向けの構造で、同じ場所を繰り返す場面が多い
  • 日本語レビュー66%(106件)と評価は割れている
  • 『3』を先に遊んでいないと人物関係が分かりにくい

こんな人向け:『3』か『Δ』を遊んで、その続きが気になった人に。

Steam Switch PS5 Steam通常 ¥2,750 Steamで見る
8 メタルギアソリッドV グラウンド・ゼロズ パッケージ

メタルギアソリッドV グラウンド・ゼロズ

2014年 一枚の基地を自由に攻める潜入 雨の収容キャンプ・短く重い一夜

『ファントムペイン』の序章として単体で売られている短編。舞台は収容キャンプひとつだけで、本編を通すだけなら1〜2時間で終わる。メタスコア75(PS4・批評家70件)が示すとおり、「値段のわりに短い」という評価が当時の主流だった。ただし目的を絞れば、これは今でも良い買い物になる——2,598円で、『V』の操作感をそのまま試せるからだ。雨の夜の基地に、どこから、どう入るかを完全に自分で決められる作りは2014年の時点で頭ひとつ抜けていて、Steamの日本語レビュー77%(217件)はシリーズの旧作群で最も高い。合わなければここで止まればいいし、合えばそのまま『ファントムペイン』へ進める。物語の位置づけとしては『ピースウォーカー』の直後で、ここで起きたことが『V』のすべての引き金になる。

メタルギアソリッドV グラウンド・ゼロズ スクリーンショット メタルギアソリッドV グラウンド・ゼロズ スクリーンショット

画像:Steam ストアページ / © 各権利者

75
メタスコア
初心者向け度 5/5
ストーリー 3/5
ボリューム 1/5

良い点

  • 2,598円で『V』の操作感をそのまま試せる
  • 日本語レビュー77%は旧作群で最高
  • 一枚の基地を好きなように攻められる自由度
  • 短いので合う合わないをすぐ判断できる

気になる点

  • 本編は1〜2時間で終わる(メタスコア75の主因)
  • 物語は『V』への導入だけで完結感は薄い
  • Steamに横長のキービジュアルが用意されていない

こんな人向け:『V』が自分に合うか、安く試したい人に。

Steam PS4 Steam通常 ¥2,598 Steamで見る
9 メタルギアソリッドV ファントムペイン キービジュアル

メタルギアソリッドV ファントムペイン

2015年 オープンワールドの潜入(相棒・拠点開発) アフガンとアフリカ・復讐と喪失

ゲームとしての完成度はシリーズの頂点。メタスコア93(PS4・批評家86件)、Steam全体92%(108,104件)はどちらもシリーズ最高で、いま初めて触っても操作の古さをまったく感じない唯一の旧作でもある。広いフィールドのどこからでも侵入でき、時間帯も天候も装備も相棒も選べる。同じ任務が二度と同じにならない。拠点を育て、人材を集め、装備を開発するループは『ピースウォーカー』の発展形で、ここで完成した。
そのうえで、正直に書いておくべきことがある——物語は完結していない。制作の途中で終わったことがはっきり分かる形で、用意されていた最終章が本編に入っていない。Steamの日本語レビューが71%(1,039件)と、全体の92%から20ポイント以上落ちるのはここが主因。それでも4,378円ぶんの遊びは間違いなくある。物語の続きを期待して買うと落胆する、とだけ先に言っておきたい。

メタルギアソリッドV ファントムペイン スクリーンショット メタルギアソリッドV ファントムペイン スクリーンショット

画像:Steam ストアページ / © 各権利者

93
メタスコア
初心者向け度 4/5
ストーリー 4/5
ボリューム 5/5

良い点

  • メタスコア93。遊びとしてはシリーズの頂点
  • いま触っても操作の古さを感じない唯一の旧作
  • 同じ任務が二度と同じにならない自由度
  • 拠点開発と相棒システムが噛み合っている

気になる点

  • 物語が完結していない(最終章が本編に入っていない)
  • 日本語レビュー71%は全体92%から大きく落ちる
  • 前提となる人物関係が多く、単体では分かりにくい

こんな人向け:物語より遊びを求める人に。完結は期待しないこと。

Steam PS4 Steam通常 ¥4,378 Steamで見る
10 メタルギアソリッド Δ: スネークイーター キービジュアル

メタルギアソリッド Δ: スネークイーター

2025年 2つの操作方式を切替(LEGACY/NEW STYLE) UE5のジャングル・原作をそのまま磨いた

いちばん新しく、いちばん入りやすい一本。2004年の『3』をUnreal Engine 5で作り直したリメイクで、メタスコア85(PS5・批評家94件)。物語・音楽・音声は原作のものをそのまま使い、絵と操作だけを現代に引き上げている。特に効くのが2つの操作方式で、原作に近い画角のLEGACY STYLEと、いまのTPSと同じ三人称視点のNEW STYLEを選べる。初めて触るなら後者で問題ない。作中で最も古い1964年の話なので前提知識が要らず、単体で完結する——このシリーズで入口として勧められる数少ない作品だ。
ただし数字は正直に出しておく。Steamの日本語レビューは68%(395件)で、批評家85とは開きがある。実際に読むと不満はほぼ一点に集まっていて、「マップの広さや移動速度がPS2版とほぼ同じで、見た目だけ現代水準になった」。原作を知っている人ほど気になる種類の不満で、初めての人にはまず刺さらない。通常4,950円。

メタルギアソリッド Δ: スネークイーター スクリーンショット メタルギアソリッド Δ: スネークイーター スクリーンショット

画像:Steam ストアページ / © 各権利者

85
メタスコア
初心者向け度 5/5
ストーリー 5/5
ボリューム 3/5

良い点

  • 前提知識ゼロで入れて、単体で完結する
  • LEGACY/NEW STYLEの2つの操作方式を選べる
  • Unreal Engine 5のジャングルは現行機で見て気持ちがいい
  • 原作の音楽と音声をそのまま使っている

気になる点

  • マップ構成と移動速度が2004年のままという指摘が多い
  • 日本語レビュー68%(395件)は批評家85と開きがある
  • 4,950円と、同じ物語の原作(2,750円)より高い

こんな人向け:初めてのメタルギアに。まずここから。

Steam PS5 Steam通常 ¥4,950 Steamで見る
外伝 メタルギアサヴァイヴ キービジュアル

メタルギアサヴァイヴ

2018年 サバイバル(拠点防衛・4人協力) 異形の怪物・飢えと渇き

『V グラウンド・ゼロズ』の直後から分岐する別世界を舞台にした外伝。『ファントムペイン』の操作をそのまま使い、飢えと渇き、変化する環境、異形の怪物を相手にするサバイバルへ作り替えている。4人での協力プレイと、拠点を守りながら資源を集める1人用モードがある。メタスコア60(PS4・批評家73件)はシリーズで最も低い。小島秀夫が関わっていない最初の作品という文脈もあって発売時は強く叩かれた。
買う前に必ず知っておくべき点がひとつ——本作はオンライン専用で、ストアページに「プレイ時にはインターネットに接続できる環境が必須」と明記されている。1人でストーリーを進めるときも接続が要る。つまりサービスが終われば遊べなくなる種類の商品で、通常5,478円という価格も含めて、優先度は最後で構わない。Steamの日本語レビューは58%(184件)。資源を集めて拠点を組む遊び自体は悪くない、という評も一定数ある。

メタルギアサヴァイヴ スクリーンショット メタルギアサヴァイヴ スクリーンショット

画像:Steam ストアページ / © 各権利者

60
メタスコア
初心者向け度 3/5
ストーリー 2/5
ボリューム 3/5

良い点

  • 『V』の操作をそのまま別ジャンルで遊べる
  • 4人での協力プレイに対応
  • 拠点を組んで守る遊びは素直に面白いという評もある

気になる点

  • オンライン専用。1人プレイでも接続が必須
  • メタスコア60はシリーズ最低
  • サービス終了で遊べなくなる商品である
  • 通常5,478円と外伝としては高い

こんな人向け:本編を一通り遊んで、まだ遊び足りない人に。急ぐ必要はない。

Steam PS4 Steam通常 ¥5,478 Steamで見る

遊ぶ順番(発売順が正解。時系列順は罠)

この並びは発売順です。そして、それがそのまま推奨順です。作中の年で並べ替えたくなりますが、やめたほうがいい理由があります——作中で古い時代を描いた作品ほど、後年に作られているから。1964年の話である『3』は2004年の作品で、1998年の『MGS』を遊んだ人が驚くように仕掛けが組まれています。時系列順に進めると、その驚きが先に消えます。
ただし1987年・1990年の2作は今から触るとかなり厳しいので、実際には『Δ』か『MGS』から入り、気に入ったら発売順に追うのが現実的です。各カードの下に作中の年を書いたので、ズレ方を見てみてください。 → 横にスクロール

よくある質問

メタルギアはどれから始めるべき?

『メタルギアソリッド Δ: スネークイーター』からで問題ありません。2004年の『3』を2025年に作り直した作品で、メタスコア85(PS5・批評家94件)。作中でいちばん古い1964年の物語なので前に何かを遊んでおく必要がなく、これ1本で話が完結します。通常4,950円。
「同じ話なら安いほうでいい」なら原作の『3』が2,750円です(2026年2月の更新でSteam版は4K表示に対応しました)。逆に操作の現代的な気持ちよさを最優先するなら『V ファントムペイン』(メタスコア93)という選び方もあります。ただしこちらは物語の前提が多く、しかも途中で終わります。

発売順と時系列、どっちで遊ぶ?(このシリーズの本題)

発売順です。これは好みの問題ではありません。
作中の年で並べると MGS3/Δ(1964) → PW(1974) → V GZ(1975) → V TPP(1984) → メタルギア(1995) → メタルギア2(1999) → MGS(2005) → MGS2(2007〜2009) → MGS4(2014) となります。数字の並びとしては綺麗ですが、この順で遊ぶと物語が壊れます。
理由は単純で、作中で古い時代を描いた作品ほど、後年に作られているからです。1964年の話である『3』は2004年の作品で、1998年の『MGS』を遊んだ人が「あの人物の若い頃だったのか」と気づくように書かれています。時系列順に進めると、その驚きが全部先に消えます。
したがって発売順(メタルギア → メタルギア2 → MGS → MGS2 → MGS3 → MGS4 → PW → V GZ → V TPP)が正解です。ただし1987年・1990年の2作は今から触るとかなり厳しいので、現実的には『Δ』か『MGS』から入って、気に入ったら発売順に追うのがおすすめです。

マスターコレクションは画質が悪いって本当?(2026年の最新状況)

発売当時(2023年)はそのとおりでしたが、いまは改善されています。
Vol.1は発売時に「PC版でも内部解像度が720p止まり」「マウスが使えない」「アスペクト比が変えられない」と強く批判され、コレクション自体のメタスコアも74(PS5・批評家56件)と、収録作の原作評価(94・96・91)から大きく落ちました。
その後コナミは修正を重ねています。Steamの更新履歴には「画面設定にスムージング/アスペクト比設定/画面フィルターを追加」「アナログスティックが正しく動作しないことがある問題を修正」と明記されています。さらに2026年2月13日の更新で『MGS3』が高解像度テクスチャパックに対応し、Steam版は内部解像度・アップスケールともに4K(2160p)になりました。ただし導入には約70GBの空き容量が必要です。
公式に発表されている出力仕様は、MGS2・MGS3が1080p 60fps、MGS1が1080p 30fps(1998年のPS版がベースのため)。Vol.2のメタスコアは84(PS5・批評家34件)まで戻っており、移植の作りは明確に良くなっています。

『MGS3』と『Δ』、どっちを買えばいい?

物語はまったく同じです。違うのは値段と操作です。
『Δ』(4,950円・メタスコア85)はUnreal Engine 5で作り直したリメイクで、原作に近い画角の「LEGACY STYLE」と、いまのTPSと同じ三人称視点の「NEW STYLE」を切り替えられます。カットシーンと音声は原作のものをそのまま使っています。
原作の『3』(2,750円・メタスコア91)はマスターコレクション版で、1080p 60fps、2026年2月からは4K表示にも対応しました。
初めて触るなら『Δ』です。ただしΔの日本語レビューは68%(395件)と割れていて、「マップの広さや移動速度がPS2版とほぼ同じで、見た目だけ現代水準になった」という指摘が目立ちます。安く済ませたい・当時の手触りでいいなら原作で構いません。

単品とマスターコレクション、どっちが得?(ここは明確に答えが出ます)

セットです。計算するとはっきりします。
Vol.1(通常7,480円):単品で買うと『メタルギア&メタルギア2』2,750円+『MGS』2,750円+『MGS2』2,750円+『MGS3』2,750円=11,000円。セットのほうが3,520円安く、さらにボーナス(ファミコン版『メタルギア』、『SNAKE'S REVENGE』、映像作品、サウンドトラック)が付きます。
Vol.2(6,600円):単品だと『MGS4』3,850円+『ピースウォーカー』2,750円=6,600円でまったく同額。それでいてセットにはゲームボーイカラーの『メタルギア ゴーストバベル』とデジタルブック・サウンドトラックが付きます。Vol.2を単品2本で買う理由はありません。
もうひとつ間違えやすい点——『MGS』の単品SKUには『メタルギア』『メタルギア2』が丸ごと同梱されています。『メタルギア&メタルギア2』を別に買うと二重購入になります。

『メタルギアライジング』はSteamで買える?

日本のSteamストアでは買えません。プラチナゲームズが開発した2013年の外伝で、雷電を操作して斬りまくるアクションですが、Steamの日本ストアでは商品ページの情報が取得できません(米国ストアでは通常どおり存在します)。実際にSteamの公式APIへ日本(cc=jp)とアメリカ(cc=us)の両方で問い合わせて確認した、リージョンによる取り扱いの差です。
そのため当ページの11作には含めていません。同じく『ポータブル・オプス』『アシッド』などの携帯機向け外伝もSteamには来ていません。

『メタルギアサヴァイヴ』は今から買っても大丈夫?

オンライン専用なので、そこを承知のうえで。ストアページに「本作品は[オンライン専用]タイトルです。プレイ時にはインターネットに接続できる環境が必須となります」と明記されています。1人用のストーリーを進めるときもネット接続が要るということです。
『V グラウンド・ゼロズ』の直後から分岐する別世界を舞台にしたサバイバル作で、メタスコアは60(PS4・批評家73件)とシリーズで最も低く、Steamの日本語レビューも58%(184件)。小島秀夫が関わっていない最初の作品という事情もあって当時は強く叩かれました。
拠点を作って資源を集める遊びそのものは悪くありませんが、オンライン専用のタイトルはサービスが終われば遊べなくなります。優先度は最後で構いません。

最新作は? 次は何が出る?

最新のリリースは『METAL GEAR SOLID: MASTER COLLECTION Vol.2』(2026年8月27日・6,600円)で、『MGS4』がついにPS3以外の機種で遊べるようになりました。対応機種はSwitch 2/Switch/PS5/Xbox Series X|S/Steamです。
完全新作の発表は、いまのところありません。2025年のTGSで『Δ』のプロデューサーが「リメイクしたい作品」として『MGS』(1998年の初代)を挙げましたが、制作は「難易度MAX」と述べており、企画として発表されたものではありません。期待として語られただけの段階なので、当ページでは予定として扱っていません。

他のシリーズも比較

発売日・対応機種・シリーズ順・メタスコアなどの事実は、メーカー公式・各ストア等を確認して掲載しています。初心者向け度・ボリューム・長所短所・おすすめは編集部評価です。詳しくは編集方針をご覧ください。