シリーズ徹底比較

聖剣伝説はどれから?
おすすめプレイ順と現行機で遊べる5作レビュー

最終更新:2026年8月13日 / 編集:ゲームくらべ編集部

スクウェア・エニックスが1991年から続けるアクションRPGシリーズ。1作目が『ファイナルファンタジー外伝』として出たこと、番号と英語サブタイトルが一致しないこと、番号を持たない作品が混ざることから、シリーズの中でもとくに「どれがどれだか分からない」と言われる。2026年6月28日に35周年を迎えた。

結論

いま初めて触るなら『聖剣伝説3 TRIALS of MANA』が最有力です。1995年の名作をフル3Dで作り直したリメイク(2020)で、6人の主人公から3人を選ぶ構成、日本語ボイス、クリア後の追加要素まで揃っています。注意すべきは『聖剣伝説2 SECRET of MANA』——同じフル3Dリメイクでもこちらはメタスコア63(PS4・批評家60件)と評価が振るいません。2の物語を体験したいなら、原作を収録した『聖剣伝説コレクション』(Switch専売)のほうが満足度は高いはずです。完全新作を求めるなら2024年の『VISIONS of MANA』

タイプ別・あなたはどれ?

遊びたいスタイルを選ぶと、おすすめの1本を提案します。

どう遊びたい?

聖剣伝説3 TRIALS of MANA カバー

おすすめ

聖剣伝説3 TRIALS of MANA

フル3Dリメイクで遊びやすく、主人公選択で自分の物語になります。

まずどれから? 3つの入口

目的別のおすすめ。どれも旧作を知らなくても楽しめます。

現行機で遊べる5作 比較表

発売年・バトル・ボリューム・初心者向け度・メタスコア・対応機種。Steam配信の4作は日本語対応版にリンクしています(コレクションはSwitch専売)。(初心者向け度・ボリュームは編集部評価)

作品 発売年 バトル ボリューム 初心者向け度 メタスコア 対応機種
聖剣伝説コレクション 聖剣伝説コレクション原点1・2・3の合本(原作1991〜1995/合本2017) 1991 アクション(リングコマンド) 3/5 83 Switch
聖剣伝説2 SECRET of MANA カバー 聖剣伝説2 SECRET of MANA2のフル3Dリメイク(原作1993/リメイク2018) 2018 アクション(リングコマンド・3人同時) 4/5 63 Steam ↗ PS4
聖剣伝説3 TRIALS of MANA カバー 聖剣伝説3 TRIALS of MANA3のフル3Dリメイク(原作1995/リメイク2020) 2020 アクション(3人パーティ・クラスチェンジ) 5/5 76 Steam ↗ Switch PS4 iOS Android
聖剣伝説 Legend of Mana カバー 聖剣伝説 Legend of Mana番号なしの異色作(原作1999/HDリマスター2021) 1999 アクション(横視点・技のカスタマイズ) 2/5 72 Steam ↗ Switch PS4 iOS Android
聖剣伝説 VISIONS of MANA カバー 聖剣伝説 VISIONS of MANA17年ぶりの完全新作(2024) 2024 アクション(リングコマンド・精霊器クラスチェンジ) 5/5 75 Steam ↗ PS5 PS4

※メタスコアはMetacriticの各プラットフォーム集計を参考値として掲載。対応機種は購入・プレイ可能なものを掲載し、移植・新版の状況は変わることがあります。画像出典:各Steamストアページ、IGDB。

選び方のポイント

迷ったときの判断軸。

1

まず「番号なし」の作品に注意

『LEGEND OF MANA』は4作目ではなく、『VISIONS of MANA』も番号を持ちません。番号つきの『聖剣伝説4』は別にあり、現行機では遊べません。買う前にタイトルを最後まで読むのが確実です。

2

Switchの有無で選択肢が変わる

原作1・2・3を収録した『聖剣伝説コレクション』はSwitch専売です。Switchがあるなら原点はここで一気に押さえられます。無い場合は3Dリメイクの2作とLegend of Mana、VISIONS of MANAから選ぶことになります。

3

評価の差が大きいシリーズ

メタスコアはコレクション83、TRIALS of MANA 76、VISIONS of MANA 75、Legend of Mana 72に対し、SECRET of MANA(3Dリメイク)は63。同じ「フル3Dリメイク」でも2と3で評価が大きく分かれている点は、買う前に知っておく価値があります。

4

価格の幅

Legend of Mana 3,520円からVISIONS of MANA 8,778円まで2.5倍の開きがあります。まず1本試すなら、評価と価格のバランスでTRIALS of MANA(6,578円)かLegend of Mana(3,520円)が手を出しやすい水準です。

現行機で遊べる5作レビュー

各作の特徴・長所と注意点・こんな人向けを、実際の内容に踏み込んで解説します。

1 聖剣伝説コレクション

聖剣伝説コレクション

1991年 アクション(リングコマンド) ドット絵の原点・王道ファンタジー

『聖剣伝説 -ファイナルファンタジー外伝-』(1991)『聖剣伝説2』(1993)『聖剣伝説3』(1995)の原作3本を、そのまま1本にまとめた合本。Nintendo Switch専売でSteam版はない。収録内容の強さは数字にも出ていて、メタスコア83(Switch・批評家23件)は当ページの5作で最も高い。とくに『聖剣伝説3』は日本国内でしか出ていなかった原作が正式に遊べるようになった意義が大きく、2と3は最大3人での同時プレイにも対応する。画面まわりは当時のままなので快適さは近作に劣るが、シリーズの評価を作った作品そのものに触れられるのはここだけ。Switchを持っているなら、原点を押さえる手段として最短で確実。

83
メタスコア
初心者向け度 3/5
ストーリー 3/5
ボリューム 4/5

良い点

  • 1・2・3の原作を1本にまとめて遊べる
  • メタスコア83は当ページの5作で最高
  • 2と3は最大3人の同時プレイに対応

気になる点

  • Nintendo Switch専売(Steam版なし)
  • 画面・操作は当時のままで快適さは近作に劣る
  • 各作の解説や案内は最小限

こんな人向け:Switchがあるなら、原点を押さえる最短ルート。

Switch
2 聖剣伝説2 SECRET of MANA キービジュアル

聖剣伝説2 SECRET of MANA

2018年 アクション(リングコマンド・3人同時) 王道の冒険・少年と聖剣

『聖剣伝説2』を2018年にフル3Dで作り直したリメイク。全編のビジュアルを一新し、キャラクターにフルボイスがついた。ところが評価は厳しく、メタスコア63(PS4・批評家60件)は当ページの5作で最も低い。批評では「原作への敬意は感じるが、部屋を移動するたびに黒いロード画面が挟まる」「口が動かないなど作りが安っぽい」と、原作の魅力を活かしきれていない点が繰り返し指摘された。原作の物語自体は名作なので初めて触れるなら悪くないが、Switchを持っているなら原作を収録した『聖剣伝説コレクション』のほうを勧めたい。PS4/Steamしか環境が無い人にとっての、2を遊ぶ唯一の手段という位置づけになる。

聖剣伝説2 SECRET of MANA スクリーンショット 聖剣伝説2 SECRET of MANA スクリーンショット
63
メタスコア
初心者向け度 4/5
ストーリー 3/5
ボリューム 3/5

良い点

  • フルボイス化で物語が追いやすい
  • 原作の物語そのものは名作
  • PS4/Steamで2を遊べる唯一の手段

気になる点

  • メタスコア63と5作で最も評価が低い
  • ロード画面の多さ・演出の粗さが指摘されている
  • 5,280円と評価のわりに安くはない

こんな人向け:Switchが無く、それでも2の物語を体験したい人向け。

Steam PS4 Steam通常 ¥5,280 Steamで見る
3 聖剣伝説3 TRIALS of MANA キービジュアル

聖剣伝説3 TRIALS of MANA

2020年 アクション(3人パーティ・クラスチェンジ) 6人の主人公が交差する群像劇

『聖剣伝説3』を2020年にフル3Dで作り直したリメイクで、当ページで最も勧めやすい一本。6人の主人公から3人を選んでパーティを組む設計はそのまま残され、誰を主人公にするかで物語の入口も敵も変わるため、1周が自分の物語になる。戦闘は原作のアクション性を保ちながら回避や必殺技が追加され、クラスチェンジの育成も健在。日本語ボイスが付き、クリア後には新シナリオと新クラスも用意された。メタスコア76(PS4・批評家54件)と評価も安定しており、Switch/PS4/Steam/スマホと機種の選択肢が最も広い。同じフル3Dリメイクでも、2(63)とここまで差がついた点は押さえておきたい。

聖剣伝説3 TRIALS of MANA スクリーンショット 聖剣伝説3 TRIALS of MANA スクリーンショット
76
メタスコア
初心者向け度 5/5
ストーリー 4/5
ボリューム 4/5

良い点

  • 6人から3人を選ぶ構成で周回する価値がある
  • メタスコア76と安定した評価
  • 対応機種が5作で最も広い(スマホ含む)
  • クリア後の追加シナリオ・追加クラスあり

気になる点

  • 6,578円とやや高め
  • 原作のドット絵の空気を求める人には別物に映る
  • 物語自体は王道で意外性は少なめ

こんな人向け:聖剣伝説が初めてなら、まずこれ。

Steam Switch PS4 iOS Android Steam通常 ¥6,578 Steamで見る
4 聖剣伝説 Legend of Mana キービジュアル

聖剣伝説 Legend of Mana

1999年 アクション(横視点・技のカスタマイズ) 絵本のような世界・断片で綴る物語

タイトルに番号が付いていないとおり、4作目ではなく1999年の独立した作品。最大の特徴は「ランドメイク」で、手に入れた土地を自分で地図上に配置して世界そのものを組み立てていく。どの順で物語を進めるかもプレイヤー任せなので、決められた道を歩く感覚がほとんど無い。手描きの背景と伊藤賢治のBGMが作る空気は今も色褪せず、断片的に語られる67の物語には熱心なファンが多い。反面、次に何をすべきか示されないため、道しるべを求める人には向かない。2021年のHDリマスターで高解像度化・UI刷新・敵とのエンカウント切り替えなどが入り、遊びやすさは改善された。メタスコア72(PS4・批評家36件)、3,520円と5作で最も安い。

聖剣伝説 Legend of Mana スクリーンショット 聖剣伝説 Legend of Mana スクリーンショット
72
メタスコア
初心者向け度 2/5
ストーリー 4/5
ボリューム 4/5

良い点

  • ランドメイクという他に無い設計
  • 手描き背景とBGMの完成度が高い
  • 3,520円と5作で最も安い
  • HDリマスターでUI・遊びやすさが改善

気になる点

  • 何をすべきか示されず、初心者には不親切
  • 物語が断片的で全体像をつかみにくい
  • 4作目ではない点が誤解されやすい

こんな人向け:決められた道を歩かない、風変わりな作りが好きな人。

Steam Switch PS4 iOS Android Steam通常 ¥3,520 Steamで見る
5 聖剣伝説 VISIONS of MANA キービジュアル

聖剣伝説 VISIONS of MANA

2024年 アクション(リングコマンド・精霊器クラスチェンジ) 巡礼の旅・明るい王道ファンタジー

『HEROES of MANA』(2007)以来17年ぶりとなる、据置機向けの完全新作。マナの樹に選ばれた「魂の器」たちを送り届ける巡礼の旅を、広いフィールドを駆け回りながら描く。シリーズの象徴であるリングコマンドは受け継がれ、精霊器を切り替えて職業を変える戦闘は爽快で分かりやすい。批評家の評価はメタスコア75(PS5・批評家66件)で、「シリーズらしさを丁寧に現代化した好作」という評価と「冒険としては素直すぎる」という指摘が並ぶ。いまの機種で最も新しく、最もきれいな聖剣伝説であることは確かで、シリーズを追いかけるつもりなら現在地としてここを見ておく価値がある。ただし8,778円は5作で最も高い。

聖剣伝説 VISIONS of MANA スクリーンショット 聖剣伝説 VISIONS of MANA スクリーンショット
75
メタスコア
初心者向け度 5/5
ストーリー 4/5
ボリューム 4/5

良い点

  • 17年ぶりの完全新作で作りが最も新しい
  • 精霊器のクラスチェンジが分かりやすく爽快
  • 広いフィールドと明るい世界観で入りやすい

気になる点

  • 8,778円と5作で最も高い
  • 物語・構成は王道で意外性が少ないという指摘がある
  • Switch版は無い

こんな人向け:いちばん新しい聖剣伝説を遊びたい人。

Steam PS5 PS4 Steam通常 ¥8,778 Steamで見る

並びは発売順(遊ぶ順番は自由)

作品ごとに世界も登場人物も独立しているので、遊ぶ順番はありません。下の並びは原作の発売順です。2と3だけは世界観を共有していますが、どちらから遊んでも問題ありません。 → 横にスクロール

よくある質問

聖剣伝説はどれから始めるべき?

『聖剣伝説3 TRIALS of MANA』が最有力です。1995年の原作を2020年にフル3Dでリメイクした作品で、6人の主人公から3人を選ぶ構成、日本語ボイス、クリア後の追加シナリオまで入っています。メタスコアは76(PS4・批評家54件)。いちばん新しい作品がいいなら2024年の完全新作『VISIONS of MANA』、原作のドット絵を遊びたいならSwitch専売の『聖剣伝説コレクション』です。

タイトルがややこしい。番号と英語名の関係は?

ここがこのシリーズ最大の落とし穴です。1作目は『聖剣伝説 -ファイナルファンタジー外伝-』でFFの外伝として出ました。『聖剣伝説2』=SECRET of MANA、『聖剣伝説3』=TRIALS of MANAと、番号と英語サブタイトルが対応しています。ところが『聖剣伝説 LEGEND OF MANA』は4作目ではありません(1999年の番号なし作品)。番号つきの『聖剣伝説4』は2006年に別に存在し、現行機では遊べません。2024年の『VISIONS of MANA』も番号を持たない完全新作です。

『聖剣伝説2 SECRET of MANA』(3Dリメイク)は買い?

初手には勧めません。2018年のフル3Dリメイクですが、メタスコアは63(PS4・批評家60件)とシリーズで最も低く、ロード時間や演出の粗さが批判されました。2の物語を体験したいなら、原作を収録した『聖剣伝説コレクション』のほうが満足度は高いと考えています(コレクションはメタスコア83/Switch・批評家23件)。ただしコレクションはSwitch専売なので、Switchを持っていない場合はこの3Dリメイクが唯一の選択肢になります。

順番に遊ぶ必要はある?

ありません。作品ごとに世界も登場人物も別で、物語はつながっていません。気になった1本から始めて大丈夫です。ただし『聖剣伝説2』と『聖剣伝説3』は同じ世界観を共有しており、雰囲気は近いです。

『聖剣伝説4』や『HEROES of MANA』は遊べる?

2026年8月時点では現行機で遊べません。『聖剣伝説4』(2006・PS2専売)、『HEROES of MANA』『CHILDREN of MANA』(2006〜2007・ニンテンドーDS専売)、『新約 聖剣伝説』(2003・GBA)はいずれも移植・配信がなく、実機が必要です。スマホ専用だった『RISE of MANA』『ECHOES of MANA』はサービスを終了しています。当ページはこれらを除き、いま買って遊べる5作にしぼって比較しています。

Steamで遊べる?

5作のうち4作(SECRET of MANA/TRIALS of MANA/Legend of Mana/VISIONS of MANA)がSteamで配信されており、すべて日本語に対応しています。『聖剣伝説コレクション』だけはNintendo Switch専売でSteam版がありません。原作の1・2・3を遊びたい場合はSwitchが必要になります。

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