シリーズ徹底比較

イースはどれから?
おすすめの遊ぶ順番とSteamで買える10作レビュー

最終更新:2026年10月5日 / 編集:ゲームくらべ編集部

日本ファルコムが1987年から続ける高速アクションRPG。赤毛の冒険家アドル・クリスティンが各地を旅する形式で、作品ごとに舞台も登場人物もほぼ入れ替わる。1本あたりの尺が短めでテンポが良い一方、Steamに並ぶ旧作の多くが日本語に対応していないという、日本のプレイヤー特有の落とし穴がある。

結論

迷ったら『イースVIII -Lacrimosa of DANA-』です。メタスコア85(PS4・批評家40件)はシリーズ最高で、無人島からの脱出という分かりやすい筋書き、快適なアクション、日本語対応がそろっています。ただしシリーズ共通の注意点として、Steamの旧作は日本語に対応していないものがあります——『I・IIクロニクルズ+』『フェルガナの誓い』『VI ナピシュテムの匣』『ORIGIN』の4本は英語のみ。安く古典を試すつもりで買うと言語で詰まります。
最新の到達点を見るなら『イースX -Proud NORDICS-』(7,600円)。無印X(8,250円)より安く、内容も上です。ただしSteamの日本語レビューはXが67%・Proudが66%と伸びていません。不満の多くは中身ではなく、無印の約1年後に決定版を別売りした「完全版商法」への反発です。これから買う人にとっては、Proudを選べば済む話です。
安く日本語で試すなら、『セルセタの樹海』(2,570円)と『SEVEN』(2,480円)。どちらも日本語レビューが好評91%です。

タイプ別・あなたはどれ?

遊びたいスタイルを選ぶと、おすすめの1本を提案します。

どう遊びたい?

イースVIII -Lacrimosa of DANA- カバー

おすすめ

イースVIII -Lacrimosa of DANA-

シリーズ最高評価。物語が分かりやすく、日本語対応で詰まりません。

この作品のレビューを見る →

まずどれから? 3つの入口

目的別のおすすめ。どれも旧作を知らなくても楽しめます。

Steamで買える10作 比較表

発売年(原作)・バトル・ボリューム・初心者向け度・メタスコア・対応機種。日本語で購入できるapp IDにリンクしています。日本語非対応の4作は各レビューの短所欄に明記。(初心者向け度・ボリュームは編集部評価)

作品 発売年 バトル ボリューム 初心者向け度 メタスコア 対応機種
イースI・IIクロニクルズ+ カバー イースI・IIクロニクルズ+I・II(原作1987・1988/クロニクルズ2009) 1987 アクション(体当たりバンプ戦闘) 2/5 — Steam ↗
イースIII -フェルガナの誓い- カバー イースIII -フェルガナの誓い-III(原作1989/フェルガナの誓い2005) 1989 アクション(3D・スキル制) 2/5 80 Steam ↗
イース セルセタの樹海 カバー イース セルセタの樹海IV(原作1993/セルセタ2012) 1993 アクション(パーティ切替) 4/5 82 Steam ↗
イースVI -ナピシュテムの匣- カバー イースVI -ナピシュテムの匣-VI(2003・3Dアクション化の第一歩) 2003 アクション(3剣の切替) 2/5 72 Steam ↗
イース・オリジン カバー イース・オリジンORIGIN(2006・アドルが登場しない過去編) 2006 アクション(3キャラ別シナリオ) 2/5 82 Steam ↗
イースSEVEN カバー イースSEVENSEVEN(2009・パーティ制の転換点) 2009 アクション(3人パーティ切替) 4/5 79 Steam ↗
イースVIII -Lacrimosa of DANA- カバー イースVIII -Lacrimosa of DANA-VIII(2016・シリーズ最高評価) 2016 アクション(3人切替・フラッシュ回避) 5/5 85 Steam ↗ Switch PS5 PS4
イースIX -Monstrum NOX- カバー イースIX -Monstrum NOX-IX(2019・監獄都市が舞台) 2019 アクション(怪人6人・異能アクション) 4/5 80 Steam ↗ Switch PS5 PS4
イースX -NORDICS- カバー イースX -NORDICS-X 無印(2023・海洋探索を導入) 2023 アクション(2人切替・海戦) 約24h 4/5 80 Steam ↗ Switch PS5 PS4
イースX -Proud NORDICS- カバー イースX -Proud NORDICS-X 決定版(Switch 2版2025-07-31/PS5・Steam 2026-02) 2025 アクション(2人切替・海戦/追加要素あり) 4/5 83 Steam ↗ PS5

※メタスコアはMetacriticの各プラットフォーム集計を参考値として掲載。対応機種は購入・プレイ可能なものを掲載し、移植・新版の状況は変わることがあります。画像出典:各Steamストアページ、IGDB。

選び方のポイント

迷ったときの判断軸。

1

まず日本語対応を確認する

このシリーズで最も多い失敗がこれです。Steamに10作並んでいますが、日本語に対応しているのは6作だけ。旧作4本(I・II/フェルガナ/VI/ORIGIN)は英語のみで、日本語レビューもそこで評価を落としています。安さで選ぶ前に必ず確認してください。

2

評価で選ぶ

メタスコアはVIII(85)が頭ひとつ抜け、次いでX Proud(83)、セルセタの樹海とORIGIN(82)。Steamの日本語レビューではセルセタの樹海・SEVEN・IXが91%。両方で高いVIIIかセルセタの樹海が無難です。

3

イースXは Proud を選ぶ

無印『X -NORDICS-』8,250円と決定版『X -Proud NORDICS-』7,600円が併売されています。内容も価格も決定版が有利です。日本語レビューが66〜67%と低めなのは主に販売方法への反発で、これから買う人はProudを選べば問題ありません。

4

安く日本語なら2,000円台の2本

旧作は1,480〜2,570円、VIII以降は6,090〜8,250円と3〜5倍の開きがあります。安く日本語で試すなら『セルセタの樹海』(2,570円)か『SEVEN』(2,480円)。どちらも日本語レビュー91%です。

5

VIIIのSteam版は動作確認を

Steam版VIIIはコントローラーが認識されない・クラッシュするといった報告があります。購入後すぐに自分の環境で動くか確かめ、合わなければ返金申請(購入14日以内・プレイ2時間未満)も検討してください。

Steamで買える10作レビュー

各作の特徴・長所と注意点・こんな人向けを、実際の内容に踏み込んで解説します。

1 イースI・IIクロニクルズ+ キービジュアル

イースI・IIクロニクルズ+

1987年 アクション(体当たりバンプ戦闘) シリーズの原点・古代王国の伝説

シリーズの始まりである『イース』(1987)と直接の続編『イースII』(1988)を1本にまとめ、2009年にPSP向けへ作り直した『クロニクルズ』のPC版。敵に体当たりして倒す独特の「バンプ戦闘」は今遊ぶと相当に古典的だが、短くまとまった構成とファルコムサウンドの評価は高い。ただしSteam版は英語のみで、日本語には対応していない。1,480円という安さで手が出やすいぶん、ここを知らずに買うと日本語が出ずに戸惑うことになる。実際、Steamのレビューは全体89%なのに日本語レビューは65%で、否定的な声のほとんどが日本語の無さへの不満。原点に触れたい人向けで、シリーズの入口としては勧めにくい。

イースI・IIクロニクルズ+ スクリーンショット イースI・IIクロニクルズ+ スクリーンショット

画像:Steam ストアページ / © 各権利者

初心者向け度 2/5
ストーリー 3/5
ボリューム 2/5

良い点

  • 1,480円と最も安い
  • IとIIが1本にまとまっており短時間で完結する
  • シリーズの原型がそのまま見える

気になる点

  • Steam版は英語のみ(日本語非対応)
  • バンプ戦闘は今遊ぶと相当に古典的
  • 当ページ唯一メタスコアを確認できなかった作品

こんな人向け:原点に触れたい人向け。英語で問題ない場合に。

Steam Steam通常 ¥1,480 Steamで見る
2 イースIII -フェルガナの誓い- キービジュアル

イースIII -フェルガナの誓い-

1989年 アクション(3D・スキル制) 故郷をめぐる復讐劇

横スクロールだった『イースIII』(1989)を、2005年に3Dアクションとして全面的に作り直した一本。ファルコム自身によるリメイクで、アドルの相棒ドギの故郷を舞台にした復讐劇を、密度の高いダンジョンと歯ごたえのあるボス戦で描く。メタスコア80(PSP・批評家25件)と評価は高く、いまも「イースのアクションで一番好き」と挙げる声が多い。ただしSteam版は英語のみ。難易度もシリーズでは高めの部類で、ボス戦で何度も倒される前提の作り。腕に覚えがある人向けの一本と考えたい。

イースIII -フェルガナの誓い- スクリーンショット イースIII -フェルガナの誓い- スクリーンショット

画像:Steam ストアページ / © 各権利者

80
メタスコア
初心者向け度 2/5
ストーリー 3/5
ボリューム 2/5

良い点

  • メタスコア80と評価が高い
  • 密度の高いダンジョンとボス戦
  • 1,480円と安い

気になる点

  • Steam版は英語のみ(日本語非対応)
  • ボス戦の難易度は高め
  • 尺は短く、大作を期待すると物足りない

こんな人向け:歯ごたえのあるアクションを求める人向け(英語可なら)。

Steam Steam通常 ¥1,480 Steamで見る
3 イース セルセタの樹海 キービジュアル

イース セルセタの樹海

1993年 アクション(パーティ切替) 記憶を失った冒険家と大森林

『イースIV』を2012年にファルコム自身が作り直した、事実上の決定版。記憶を失ったアドルが大森林セルセタの地図を作りながら過去を取り戻していく構成で、探索の目的がはっきりしているぶん迷いにくい。戦闘は『SEVEN』で導入されたパーティ切替を引き継いでおり、VIII以降の手触りにかなり近い。メタスコア82(PS Vita・批評家56件)と評価も安定。そして当ページで数少ない「安くて日本語対応」の作品で、2,570円という価格はシリーズの近代的な作りを試すうえで破格。VIIIの前に肌に合うか確かめたい人にちょうどいい。

イース セルセタの樹海 スクリーンショット イース セルセタの樹海 スクリーンショット

画像:Steam ストアページ / © 各権利者

82
メタスコア
初心者向け度 4/5
ストーリー 4/5
ボリューム 3/5

良い点

  • 日本語対応で2,570円と手頃
  • メタスコア82と高評価
  • VIII以降に近い手触りを安く試せる
  • 地図を埋める目的がはっきりして迷いにくい

気になる点

  • グラフィックは2012年のPS Vita水準
  • ボリュームは近作より控えめ
  • 対応機種はSteamが中心

こんな人向け:安く日本語でイースを試したい人に最適。

Steam Steam通常 ¥2,570 Steamで見る
4 イースVI -ナピシュテムの匣- キービジュアル

イースVI -ナピシュテムの匣-

2003年 アクション(3剣の切替) 海と島々・カナン諸島の冒険

イースを現在の3Dアクションの形へ移した最初の一本(2003)。3種類の剣を切り替えて属性に対応する戦闘や、ジャンプを使った立体的な探索は、以降の作品の土台になった。歴史的な意味は大きい反面、いま遊ぶと粗さが目立ち、メタスコアは72(PS2・批評家35件)と当ページで最も低い。Steam版は英語のみ。1,980円と安いが、同じ価格帯なら日本語対応の『セルセタの樹海』(2,570円)のほうが満足度は高いはずで、シリーズを遡って追いかける人向けの一本という位置づけになる。

イースVI -ナピシュテムの匣- スクリーンショット イースVI -ナピシュテムの匣- スクリーンショット

画像:Steam ストアページ / © 各権利者

72
メタスコア
初心者向け度 2/5
ストーリー 2/5
ボリューム 2/5

良い点

  • 3Dアクション化の出発点という歴史的な意味
  • 1,980円と安い
  • 3剣切替の戦闘は当時として新鮮

気になる点

  • Steam版は英語のみ(日本語非対応)
  • メタスコア72は当ページで最も低い
  • 2003年の作りで古さが目立つ

こんな人向け:シリーズを遡って追いたい人向け。初手には勧めない。

Steam Steam通常 ¥1,980 Steamで見る
5 イース・オリジン キービジュアル

イース・オリジン

2006年 アクション(3キャラ別シナリオ) 塔を登り続ける密度の高い構成

『イースI・II』の700年前を描く過去編で、シリーズで唯一アドルが登場しない異色作。舞台はダーム塔ただ一つに絞られ、最初から最後まで塔を登り続ける。この割り切りが密度を生んでおり、道中の構成もボス戦も無駄がない。3人の主人公それぞれにシナリオが用意され、周回するほど全体像が見える作りも効いている。メタスコア82(Switch・批評家27件)は当ページ上位。ただしSteam版は英語のみで、Steamのレビューは全体93%に対し日本語は64%まで下がる(主な不満は日本語が無いこと)。難易度も高めで、アクションの腕を試したい人向け。物語の前提知識は要らないので、英語が問題なければ入口にもなり得る。

イース・オリジン スクリーンショット イース・オリジン スクリーンショット

画像:Steam ストアページ / © 各権利者

82
メタスコア
初心者向け度 2/5
ストーリー 3/5
ボリューム 2/5

良い点

  • メタスコア82と高評価
  • 塔に絞った構成で密度が高い
  • 3人分のシナリオで周回が楽しい
  • 前提知識が要らない

気になる点

  • Steam版は英語のみ(日本語非対応)
  • 難易度は高め
  • 舞台が塔だけで変化に乏しいと感じる人もいる

こんな人向け:アクションの手応えを求める人向け(英語可なら)。

Steam Steam通常 ¥1,980 Steamで見る
6 イースSEVEN キービジュアル

イースSEVEN

2009年 アクション(3人パーティ切替) アルタゴ公国・五大竜の伝説

それまで単独行動だったアドルに仲間を加え、3人のパーティを切り替えて戦う形式を初めて導入した転換点(2009)。斬・打・射の属性を敵に合わせて切り替える戦い方は、以降『セルセタの樹海』『VIII』『IX』へそのまま受け継がれており、いまのイースの原型はここで固まったと言っていい。メタスコア79(PSP・批評家27件)と手堅い評価。日本語に対応していて2,480円という点も見逃せず、安く近代イースの骨格に触れられる。グラフィックはPSP由来で近作に見劣りするので、そこを許容できるかが判断の分かれ目になる。

イースSEVEN スクリーンショット イースSEVEN スクリーンショット

画像:Steam ストアページ / © 各権利者

79
メタスコア
初心者向け度 4/5
ストーリー 3/5
ボリューム 3/5

良い点

  • 日本語対応で2,480円と安い
  • いまのイースの原型が分かる転換点
  • メタスコア79と手堅い評価

気になる点

  • グラフィックはPSP由来で近作に見劣りする
  • 物語は比較的オーソドックス
  • 対応機種はSteamが中心

こんな人向け:安く日本語で、近作の遊び心地の原型に触れたい人。

Steam Steam通常 ¥2,480 Steamで見る
7 イースVIII -Lacrimosa of DANA- キービジュアル

イースVIII -Lacrimosa of DANA-

2016年 アクション(3人切替・フラッシュ回避) 無人島からの脱出と漂流村づくり

難破して無人島セイレン島に流れ着いたアドルが、生存者を集めて村を作りながら脱出を目指す一本。メタスコア85(PS4・批評家40件)はシリーズ最高で、当ページでも頭ひとつ抜けている。評価の理由ははっきりしていて、「漂流者を見つける」「拠点が育つ」という目的が常に見えているため迷子にならず、探索そのものが報われる設計になっていること。物語も終盤にかけて大きく広がり、シリーズで最も語られる。戦闘はフラッシュ回避・フラッシュガードによるカウンターが軸で、テンポも良い。日本語対応で、Switch/PS5/PS4/Steamと機種の選択肢も広い。Steamのレビューは全体90%(7,065件)・日本語82%(305件)。
1点だけ、Steam版は移植の出来に不満の声がある。日本語の否定的なレビューは、コントローラーが認識されない、クラッシュするといった動作面に集中していて、MetacriticでもPC版は69(批評家4件)と他機種より低い。PCで遊ぶなら、購入後すぐに動作を確かめたい。それでも迷ったらここでいい。

イースVIII -Lacrimosa of DANA- スクリーンショット イースVIII -Lacrimosa of DANA- スクリーンショット

画像:Steam ストアページ / © 各権利者

85
メタスコア
初心者向け度 5/5
ストーリー 5/5
ボリューム 4/5

良い点

  • メタスコア85でシリーズ最高評価
  • 目的が常に明確で迷子にならない探索設計
  • 物語の評価がシリーズで最も高い
  • 日本語対応・対応機種が広い

気になる点

  • Steam版はコントローラー認識・クラッシュの報告がある
  • 6,090円と旧作より高い
  • 拠点づくりや防衛戦が好みを分ける

こんな人向け:イースが初めてなら、まずこれ。

Steam Switch PS5 PS4 Steam通常 ¥6,090 Steamで見る
8 イースIX -Monstrum NOX- キービジュアル

イースIX -Monstrum NOX-

2019年 アクション(怪人6人・異能アクション) 監獄都市バルドゥーク・怪人たちの夜

投獄されたアドルが「怪人」の力を得て、監獄都市バルドゥークの謎に挑む一本。壁を駆け上がる、遠くへ滑空する、影に潜るといった怪人ごとの異能を使い分けて街を立体的に移動するのが最大の特徴で、無人島だったVIIIから一転、密集した都市そのものが遊び場になっている。移動が気持ちよく、寄り道の密度も高い。メタスコア80(PS4・批評家48件)と評価は安定しているが、舞台が終始1つの街のため、VIIIの開放感を期待すると窮屈に感じる人もいる。日本語対応で機種も広い。VIIIを気に入ったら次はここ。

イースIX -Monstrum NOX- スクリーンショット イースIX -Monstrum NOX- スクリーンショット

画像:Steam ストアページ / © 各権利者

80
メタスコア
初心者向け度 4/5
ストーリー 4/5
ボリューム 4/5

良い点

  • 異能を使った立体的な移動が気持ちいい
  • 都市の作り込みと寄り道の密度が高い
  • 日本語対応・対応機種が広い

気になる点

  • 舞台が1つの街に限られ閉塞感がある
  • 7,678円と当ページでは高い部類
  • VIIIの開放感を期待すると印象が変わる

こんな人向け:VIIIを気に入った人の次の一本に。

Steam Switch PS5 PS4 Steam通常 ¥7,678 Steamで見る
9 イースX -NORDICS- キービジュアル

イースX -NORDICS-

2023年 アクション(2人切替・海戦) ノーザリア海域・アドルとカージャ

アドルと海賊の娘カージャの2人を切り替えて戦う形式に変え、帆船での海洋探索と海戦を新機軸として持ち込んだナンバリング最新作(2023)。2人を組み合わせる連携攻撃と、ジャストガード・回避からのカウンターが軸で、テンポの良さは健在。メタスコア80(PS5・批評家29件)。ただし現在は追加要素入りの決定版『イースX -Proud NORDICS-』が販売されており、しかもそちらのほうが安い(7,600円対8,250円)。内容・価格・評価のいずれでも決定版が上回るため、特別な理由がなければこちらを選ぶ意味は薄い。この作品を遊びたいなら Proud NORDICS を見てほしい。
なおSteamの日本語レビューは67%(76件)。否定的な声の大半は、約1年後に決定版が別売りされた「完全版商法」への反発だ。

イースX -NORDICS- スクリーンショット イースX -NORDICS- スクリーンショット

画像:Steam ストアページ / © 各権利者

80
メタスコア
初心者向け度 4/5
ストーリー 3/5
ボリューム約24h 3/5

良い点

  • 2人切替と連携・カウンターの爽快な戦闘
  • 帆船での海洋探索という新機軸
  • 日本語対応・対応機種が広い

気になる点

  • 決定版のProud NORDICSより高い(8,250円対7,600円)
  • 追加要素は入っていない
  • 物語は比較的オーソドックス

こんな人向け:基本はProud NORDICSを推奨。無印を選ぶ理由は薄い。

Steam Switch PS5 PS4 Steam通常 ¥8,250 Steamで見る
10 イースX -Proud NORDICS- キービジュアル

イースX -Proud NORDICS-

2025年 アクション(2人切替・海戦/追加要素あり) ノーザリア海域・アドルとカージャ

『イースX -NORDICS-』に新規シナリオなどの追加要素を加えた決定版。日本ではNintendo Switch 2版が2025年7月31日、PS5版が2026年2月19日、Steamの日本語対応版が2026年2月20日に発売された、現時点でシリーズ最新の商品。メタスコアは83(PS5・批評家17件)で無印の80を上回り、批評では戦闘と海洋探索の練り直しが評価された一方、無印を遊んだ人には周回の動機が薄いという指摘もある。注目すべきは価格で、Steam通常価格は7,600円と、無印の8,250円より安い。これから『イースX』を遊ぶなら、選ぶ理由が価格・内容・評価のすべてでこちらに揃っている。
ただしSteamの日本語レビューは66%(32件)と、批評家の評価ほど伸びていない。否定的な声の中心は、無印の持ち主に無償アップデートが無い販売方法への反発(Metacriticのユーザー評価が4.7と低いのも主にこの理由)。そのほか「探索や海戦が楽しくない」「ガード中心の単調な戦闘」という内容面の不満も一部にある。初めて買う人にとって販売方法の問題は関係が薄いが、Xの作りが合わない人もいる点は知っておきたい。

イースX -Proud NORDICS- スクリーンショット イースX -Proud NORDICS- スクリーンショット

画像:Steam ストアページ / © 各権利者

83
メタスコア
初心者向け度 4/5
ストーリー 4/5
ボリューム 4/5

良い点

  • 無印より安く(7,600円対8,250円)内容も上
  • メタスコア83で無印の80を上回る
  • 追加シナリオを収録した決定版
  • シリーズで最も新しい商品

気になる点

  • Steamの日本語レビューは66%(主に販売方法への反発)
  • 無印を遊んだ人には目新しさが薄い
  • 探索・海戦が単調という声も一部にある

こんな人向け:イースXを遊ぶなら、迷わずこちら。

Steam PS5 Steam通常 ¥7,600 Steamで見る

ナンバリング順(遊ぶ順番は自由)

アドルという同じ主人公の冒険記ですが、舞台も仲間も作品ごとに入れ替わるので、番号順に追う必要はありません。下の並びはナンバリング順です。IとIIだけは直接つながっているため1本にまとまっています。Vは現行機に移植が無いため欠番です。 → 横にスクロール

よくある質問

イースはどれから始めるべき?

『イースVIII -Lacrimosa of DANA-』が最有力です。メタスコア85(PS4・批評家40件)はシリーズ最高で、Steamのレビューも全体90%(7,065件)・日本語82%と高い評価です。
無人島に漂着した仲間たちと脱出を目指す筋書きは分かりやすく、前作の知識も要りません。
安く試したいなら、日本語対応の『イース セルセタの樹海』(2,570円)が向いています。日本語レビューは好評91%で、VIII以降に近い遊び心地です。
最新の作りを遊ぶなら『イースX -Proud NORDICS-』ですが、評価の割れ方には注意が要ります(下のFAQ参照)。

Steam版は日本語で遊べる?(重要)

作品によって違います。
日本語あり:セルセタの樹海/SEVEN/VIII/IX/X -NORDICS-/X -Proud NORDICS-
英語のみ:I・IIクロニクルズ+/イースIII -フェルガナの誓い-/VI ナピシュテムの匣/ORIGIN
英語のみの4本は、Steamのレビューが全体では90%前後あるのに、日本語レビューは64〜65%まで下がります(フェルガナのみ83%)。否定的な声の中心は「日本語が無い」ことです。
1,480〜1,980円という安さで旧作を選ぶと、言語でつまずく可能性があります。当ページでは、Steamのデータで言語を実際に確かめています。

『イースX』は無印と Proud NORDICS のどっちを買えばいい?

Proud NORDICS です。2023年の『イースX -NORDICS-』に新規シナリオなどを加えた決定版で、メタスコアも83(PS5・批評家17件)と無印の80を上回ります。そのうえSteam通常価格はProudが7,600円、無印が8,250円と、決定版のほうが安いのです。
注意点が1つあります。Steamの日本語レビューは無印67%・Proud 66%と伸びていません。否定的な声の多くは、無印の約1年後に決定版を別売りした「完全版商法」と、無印の持ち主への無償アップデートが無いことへの反発です。中身への不満もありますが、少数派です。
これから初めて買う人には関係の薄い問題なので、Proudを選べば大丈夫です。

イースVIIIはSteam版で大丈夫?

基本的には遊べますが、Steam版は環境によって不具合の報告があります。Steamの日本語レビューは82%(305件)と高めです。ただ否定的なレビューを読むと、コントローラーが認識されない、クラッシュやフリーズといった移植の問題への不満が中心でした。Metacriticでも、PC版は69(批評家4件・参考値)と他機種(PS4 85/Switch・PS5 82)より低く出ています。
PCで遊ぶなら、購入後すぐに自分の環境で動くか確かめてください。Steamは購入から14日以内・プレイ2時間未満なら返金を申請できます。
SwitchやPS5で遊べるなら、そちらを選ぶのも手堅い選択です。

安く日本語で遊ぶなら?

『イース セルセタの樹海』(2,570円)か『イースSEVEN』(2,480円)です。
どちらも日本語に対応していて、Steamの日本語レビューはともに好評91%。3人のパーティを切り替えて戦う、VIII以降と同じ骨格の作品です。
セルセタの樹海は、記憶を失ったアドルが地図を埋めながら森を進む構成で目的が分かりやすく、メタスコア82(PS Vita・批評家56件)と評価も高めです。
SEVENはパーティ制を初めて導入した転換点の作品です。
どちらもグラフィックは携帯機時代の水準ですが、2,000円台でイースの手触りを確かめるには十分です。

順番に遊ぶ必要はある?

ほとんどありません。主人公アドルの冒険記という形式ですが、舞台も仲間も作品ごとに入れ替わるので、番号順に追わなくても物語は分かります。
例外は『イースI』と『イースII』です。この2本は直接つながっているため、『I・IIクロニクルズ+』のように1本にまとまっています。
『イース・オリジン』はI・IIの700年前を描く過去編で、アドルは登場しません。
気になった作品から自由に遊んでかまいません。

いちばん評価が高いイースは?

批評家スコア(Metacritic・件数最多の機種)の上位は、VIII 85 / X Proud 83 / セルセタの樹海・ORIGIN 82です。
Steamの日本語レビュー(好評の割合)は別の指標で、セルセタの樹海・SEVEN・IX 91%、次いでフェルガナ 83%、VIII 82%でした。
両方でそろって高いのはVIIIとセルセタの樹海です。反対に、批評家の評価が高いのに日本語レビューが伸びないのがX Proud(83/66%)で、理由は前述の販売方法への反発です。

イースVが無いのはなぜ? 新作の予定は?

『イースV 失われた砂の都ケフィン』(1995年・スーパーファミコン)は、現行機にもSteamにも移植がありません。当ページで番号が飛んでいるのはこのためです。
最近の動きとしては、Switch向けに『イース・メモワール -セルセタの樹海-』が2025年5月22日に発売されました。Steamでは『イース セルセタの樹海:改』が近日配信予定です(2026年9月時点で日付未定)。
外伝の『イースvs.空の軌跡 オルタナティブ・サーガ』も2025年10月にSteamで出ましたが、対戦アクションなので比較からは外しています。
ナンバリングの新作(XI)は2026年9月時点で未発表です。

イースが好きなら、この切り口のおすすめランキングも。

他のシリーズも比較

発売日・対応機種・シリーズ順・メタスコアなどの事実は、メーカー公式・各ストア等を確認して掲載しています。初心者向け度・ボリューム・長所短所・おすすめは編集部評価です。詳しくは編集方針をご覧ください。