シリーズ徹底比較

フロントミッションはどれから?
おすすめプレイ順と主要4作レビュー

最終更新:2026年8月13日 / 編集:ゲームくらべ編集部

スクウェア(現スクウェア・エニックス)が1995年に始めた「ドラマティックシミュレーションRPG」。近未来の代理戦争を舞台に、ヴァンツァーと呼ばれる人型兵器をパーツ単位で組み替えて戦う。物語は戦争の当事者たちを淡々と描く重い作風で、明るいファンタジーRPGとは対極にある。2022年から順にフルリメイクが進み、2026年1月の『サード』でひとまず三部作が出揃った。

結論

入口は『フロントミッション ザ・ファースト: リメイク』で問題ありません。三部作は同じ世界の時系列でつながっており、1作目から順に追うのが素直です。ただし期待値の設定は正直にしておきたい——リメイク三部作のメタスコアは69・64・66で、原作の評価に比べると物足りない出来です。演出やUIの粗さを指摘する声が多く、「名作が完全な形で蘇った」と身構えると落差があります。外伝2作はさらに厳しく、『LEFT ALIVE』はメタスコア37。まずは1stを触ってヴァンツァーの組み替えが自分に刺さるかを確かめるのが安全です。

タイプ別・あなたはどれ?

遊びたいスタイルを選ぶと、おすすめの1本を提案します。

どう遊びたい?

フロントミッション ザ・ファースト: リメイク カバー

おすすめ

フロントミッション ザ・ファースト: リメイク

三部作の1作目。ヴァンツァー改造が肌に合うかをここで確かめられます。

まずどれから? 3つの入口

目的別のおすすめ。どれも旧作を知らなくても楽しめます。

リメイク三部作 比較表

発売年(原作)・バトル・ボリューム・初心者向け度・メタスコア・対応機種。3作とも日本語対応のSteam版にリンクしています。外伝『LEFT ALIVE』は下のレビューで扱います。(初心者向け度・ボリュームは編集部評価)

作品 発売年 バトル ボリューム 初心者向け度 メタスコア 対応機種
フロントミッション ザ・ファースト: リメイク カバー フロントミッション ザ・ファースト: リメイク三部作①(原作1995/リメイク2022-11-30 Switch・2023-06-30 Steam) 1995 シミュレーションRPG(ヴァンツァー改造) 4/5 69 Steam ↗ Switch PS5 PS4
フロントミッション セカンド: リメイク カバー フロントミッション セカンド: リメイク三部作②(原作1997/リメイク2023-10-05 Switch・2024-04-30 Steam) 1997 シミュレーションRPG(歯ごたえ強め) 2/5 64 Steam ↗ Switch PS5 PS4
フロントミッション サード: リメイク フロントミッション サード: リメイク三部作③(原作1999/リメイク2025-06-26 Switch・2026-01-30 Steam) 1999 シミュレーションRPG(2ルート分岐) 3/5 66 Steam ↗ Switch PS5 PS4

※メタスコアはMetacriticの各プラットフォーム集計を参考値として掲載。対応機種は購入・プレイ可能なものを掲載し、移植・新版の状況は変わることがあります。画像出典:各Steamストアページ、IGDB。

選び方のポイント

迷ったときの判断軸。

1

まず期待値を合わせる

リメイク三部作の評価は64〜69です。原作は名作と語り継がれる作品群ですが、リメイクの完成度はそこまで届いていません。「今の環境で原作を追体験する手段」と考えるのが実態に近いです。

2

1作目から順に

三部作は同じ世界の時系列。1st→セカンド→サードの順が自然です。価格はいずれも3,900円で差がないので、順番どおりでかまいません。

3

外伝には手を出さない

『LEFT ALIVE』はメタスコア37で9,130円、『Front Mission Evolved』は日本語非対応の別ジャンル。どちらも本流を遊び終えるまで検討する必要はありません。

4

カスタマイズが好きかで決まる

このシリーズの核はヴァンツァーをパーツ単位で組み替えることです。機体をいじる面白さにピンと来ないなら、物語だけを目当てに買うと退屈に感じる可能性があります。

主要4作レビュー(三部作+外伝)

各作の特徴・長所と注意点・こんな人向けを、実際の内容に踏み込んで解説します。

1 フロントミッション ザ・ファースト: リメイク キービジュアル

フロントミッション ザ・ファースト: リメイク

1995年 シミュレーションRPG(ヴァンツァー改造) ハフマン島の代理戦争・復讐

太平洋のハフマン島を舞台に、恋人を失った傭兵ロイドの戦いを描く1995年の原点をフルリメイクした一本。腕・脚・ボディを個別に換装してヴァンツァーを組み上げ、部位ごとに狙って壊す戦闘は今遊んでも独特で、明るさを排した戦争ドラマの手触りも健在。メタスコア69(Switch・批評家23件)はリメイク三部作で最も高いが、裏を返せば三部作の上限がこの水準ということでもある。演出やUIの素っ気なさを指摘する批評は多い。それでも三部作の起点であり、3,900円でヴァンツァー改造が自分に合うか確かめられる意味は大きい。

フロントミッション ザ・ファースト: リメイク スクリーンショット フロントミッション ザ・ファースト: リメイク スクリーンショット
69
メタスコア
初心者向け度 4/5
ストーリー 4/5
ボリューム 3/5

良い点

  • 三部作の起点で、ここから順に追える
  • リメイク3作で最高評価(MC69)
  • パーツ単位のヴァンツァー改造が独特
  • 日本語対応・3,900円

気になる点

  • 演出・UIの粗さを指摘する批評が多い
  • 原作の評価ほどの完成度ではない
  • 明るい作風を期待すると重すぎる

こんな人向け:フロントミッションが初めてなら、まずこれ。

Steam Switch PS5 PS4 Steam通常 ¥3,900 Steamで見る
2 フロントミッション セカンド: リメイク キービジュアル

フロントミッション セカンド: リメイク

1997年 シミュレーションRPG(歯ごたえ強め) アロルデシュのクーデター・群像

1997年の『セカンド』をリメイクした一本で、アロルデシュ共和国のクーデターに巻き込まれた兵士たちを群像で描く。三部作の中では最も歯ごたえがあり、同時に最もとっつきにくい。システムが複雑化し、序盤から難度が高いため、1stで感触をつかんでから入るのが現実的。メタスコア64(Switch・批評家12件)は三部作で最も低く、テンポやチュートリアルの不親切さが指摘された。原作を知っている人が当時の手強さを再体験するには向くが、シリーズ入門には勧めにくい。

フロントミッション セカンド: リメイク スクリーンショット フロントミッション セカンド: リメイク スクリーンショット
64
メタスコア
初心者向け度 2/5
ストーリー 4/5
ボリューム 4/5

良い点

  • 三部作で最も戦術的な歯ごたえがある
  • 群像劇として物語の密度が高い
  • 日本語対応・3,900円

気になる点

  • 三部作で最も評価が低い(MC64)
  • 難度が高く序盤で詰まりやすい
  • 案内が不親切でシリーズ入門には不向き

こんな人向け:1stを遊んで気に入った人の2本目に。

Steam Switch PS5 PS4 Steam通常 ¥3,900 Steamで見る
3 フロントミッション サード: リメイク キービジュアル

フロントミッション サード: リメイク

1999年 シミュレーションRPG(2ルート分岐) 日本発の陰謀・2つの立場

2026年1月30日にPC版が出て、これでリメイク三部作が出揃った一本。原作は1999年で、日本を起点にした陰謀劇を序盤の選択によって2つのルートに分岐させる構成が最大の特徴。同じ事件を異なる立場から見ることになり、両方遊んで初めて全体像がつながる。物語の評価は原作の時点からシリーズ屈指で、リメイクでは戦闘を短縮できる「クイック・コンバット」も追加された。メタスコア66(Switch・批評家14件)と数字は伸びなかったものの、シナリオ目当てなら三部作で最も報われる一本。

フロントミッション サード: リメイク スクリーンショット フロントミッション サード: リメイク スクリーンショット
66
メタスコア
初心者向け度 3/5
ストーリー 5/5
ボリューム 4/5

良い点

  • 2ルート分岐で物語の厚みが三部作随一
  • クイック・コンバットで戦闘を短縮できる
  • 2026年1月にPC版が出て三部作が完結
  • 日本語対応・3,900円

気になる点

  • 全体像を見るには2周が前提
  • リメイクの完成度はメタスコア66どまり
  • Steamに公式の縦カバー画像が用意されていない

こんな人向け:物語目当てなら三部作で最も濃い一本。

Steam Switch PS5 PS4 Steam通常 ¥3,900 Steamで見る
外伝 LEFT ALIVE キービジュアル

LEFT ALIVE

2019年 サバイバルアクション(本流とは別ジャンル) 戦火の市街・逃走と生存

フロントミッションと同じ世界を舞台に、戦火の市街から生き延びることを目指す2019年の外伝。ジャンルはシミュレーションRPGではなくサバイバルアクションで、本流とは遊び方がまったく違う。メタスコア37(PS4・批評家42件)はこのサイトが扱う全作品で最低で、理不尽な敵の視認範囲、乏しい弾薬、粗い操作性などが批評でほぼ一致して指摘された。それでいてSteam通常価格は9,130円と高いままである。世界観を広げたい気持ちがあっても、リメイク三部作を遊び終えるまでは検討する必要がない一本。当ページで唯一、はっきりと注意を促しておく。

LEFT ALIVE スクリーンショット LEFT ALIVE スクリーンショット
37
メタスコア
初心者向け度 1/5
ストーリー 2/5
ボリューム 2/5

良い点

  • フロントミッションの世界観を別角度から見られる

気になる点

  • メタスコア37はサイト内全作品で最低
  • 9,130円と価格が高いまま
  • 理不尽な難度と粗い操作性が広く指摘されている
  • シミュレーションRPGではなく別ジャンル

こんな人向け:基本的に非推奨。三部作を優先してください。

Steam PS4 Steam通常 ¥9,130 Steamで見る

時系列順(1作目から順に)

三部作は同じ世界の出来事を時系列で描いているので、1st→セカンド→サードの順が自然です。主人公はそれぞれ別なので途中から入っても物語は追えますが、勢力や地名の前提は積み重なります。 → 横にスクロール

よくある質問

フロントミッションはどれから始めるべき?

『フロントミッション ザ・ファースト: リメイク』からで問題ありません。三部作は同じ世界の時系列でつながっており、1作目から順に追うのが素直です。3作とも3,900円で、日本語に対応しています。

リメイク三部作の出来はどう?(正直なところ)

手放しでは勧めにくい水準です。メタスコアは1st=69(Switch・批評家23件)、セカンド=64(同12件)、サード=66(同14件)。演出やUI、テンポの粗さを指摘する批評が多く、原作の評価と比べると落差があります。「原作の名作性を今の環境で味わうための手段」と割り切れば価値はありますが、リメイクとしての完成度を期待すると厳しいというのが正直な評価です。なお3作ともPC版は批評家レビューが1件程度しかなくスコアが成立していないため、当ページはSwitch版の数値を採用しています。

順番に遊ぶ必要はある?

あります(ゆるやかに)。三部作は同じ世界の出来事を時系列で描いており、勢力や地名の前提が積み重なります。1st→セカンド→サードの順が自然です。ただし主人公はそれぞれ別なので、途中から入っても物語自体は追えます。

フロントミッション4・5は遊べる?

2026年8月時点では遊べません。『4th』(2003・PS2)『5th Scars of the War』(2005・PS2)はリメイクが発表されておらず、現行機・Steamのいずれでも配信されていません。実機を用意する以外の手段がない状態です。リメイクは三部作でいったん区切りがついており、続きが出るかは未発表です。

『LEFT ALIVE』は買い?

勧めません。フロントミッションと同じ世界を舞台にした2019年の外伝ですが、メタスコア37(PS4・批評家42件)と酷評され、価格は9,130円と高いままです。当ページで唯一、明確に注意を促す作品です。世界観の広がりに興味があるとしても、まずはリメイク三部作を優先してください。

『Front Mission Evolved』は?

2010年に出たサードパーソン・シューターで、シリーズ本流のシミュレーションRPGとは別ジャンルです。Steamでは1,100円と安いものの日本語に対応していません(英語のみ)。メタスコアも58(Xbox 360・批評家52件)と低く、当ページの比較対象からは外しています。

他のシリーズも比較

発売日・対応機種・シリーズ順・メタスコアなどの事実は、メーカー公式・各ストア等を確認して掲載しています。初心者向け度・ボリューム・長所短所・おすすめは編集部評価です。詳しくは編集方針をご覧ください。