シリーズ徹底比較

フロントミッションはどれから?
おすすめの遊ぶ順番と主要4作レビュー

最終更新:2026年10月5日 / 編集:ゲームくらべ編集部

スクウェア(現スクウェア・エニックス)が1995年に始めた「ドラマティックシミュレーションRPG」。近未来の代理戦争を舞台に、ヴァンツァーと呼ばれる人型兵器をパーツ単位で組み替えて戦う。物語は戦争の当事者たちを淡々と描く重い作風で、明るいファンタジーRPGとは対極にある。2022年からポーランドのForever Entertainmentによってリメイクが進み、2026年1月の『サード』でひとまず三部作が出揃った。

結論

入口は『フロントミッション ザ・ファースト: リメイク』で問題ありません。三部作は同じ世界の時系列でつながっており、1作目から順に追うのが素直です。
ただし期待値は正直に下げておきたい——リメイク三部作のメタスコアは69・64・66、Steamの日本語レビューは61%・38%・58%です。原作をほぼそのまま作り直した内容で、「リメイクというよりリマスター」という声が多く、Steam版ではフリーズや進行不能の報告も目立ちます。最も厳しいのは『セカンド』(日本語38%)です。
外伝『LEFT ALIVE』はメタスコア37で、勧められません。まずは1stをセールで試し、ヴァンツァーの組み替えが自分に刺さるかを確かめるのが安全です。

タイプ別・あなたはどれ?

遊びたいスタイルを選ぶと、おすすめの1本を提案します。

どう遊びたい?

フロントミッション ザ・ファースト: リメイク カバー

おすすめ

フロントミッション ザ・ファースト: リメイク

三部作の1作目。ヴァンツァー改造が肌に合うかをここで確かめられます。

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まずどれから? 3つの入口

目的別のおすすめ。どれも旧作を知らなくても楽しめます。

リメイク三部作 比較表

発売年(原作)・バトル・ボリューム・初心者向け度・メタスコア・対応機種。3作とも日本語対応のSteam版にリンクしています。外伝『LEFT ALIVE』は下のレビューで扱います。(初心者向け度・ボリュームは編集部評価)

作品 発売年 バトル ボリューム 初心者向け度 メタスコア 対応機種
フロントミッション ザ・ファースト: リメイク カバー フロントミッション ザ・ファースト: リメイク三部作①(原作1995/リメイク2022-11-30 Switch・2023-06-30 Steam) 1995 シミュレーションRPG(ヴァンツァー改造) 4/5 69 Steam ↗ Switch PS5 PS4
フロントミッション セカンド: リメイク カバー フロントミッション セカンド: リメイク三部作②(原作1997/リメイク2023-10-05 Switch・2024-04-30 Steam) 1997 シミュレーションRPG(歯ごたえ強め) 2/5 64 Steam ↗ Switch PS5 PS4
フロントミッション サード: リメイク カバー フロントミッション サード: リメイク三部作③(原作1999/リメイク2025-06-26 Switch・2026-01-30 Steam) 1999 シミュレーションRPG(2ルート分岐) 3/5 66 Steam ↗ Switch PS5 PS4

※メタスコアはMetacriticの各プラットフォーム集計を参考値として掲載。対応機種は購入・プレイ可能なものを掲載し、移植・新版の状況は変わることがあります。画像出典:各Steamストアページ、IGDB。

選び方のポイント

迷ったときの判断軸。

1

まず期待値を合わせる

リメイク三部作はメタスコア64〜69、Steamの日本語レビューは38〜61%です。原作は名作と語り継がれる作品群ですが、リメイクの完成度はそこまで届いていません。「今の環境で原作を追体験する手段」と考えるのが実態に近いです。

2

1作目から、セールで1本ずつ

三部作は同じ世界の時系列で、1st→セカンド→サードの順が自然です。各3,900円ですが、開発会社が作品ごとに違い、出来にも差があります。まとめ買いはせず、1本遊んで気に入ったら次へ進むのが安全です。セールで大きく値引きされることも多い。

3

セカンドは最後に

セカンドは評価が最も低く(日本語38%)、難度も最も高い作品です。物語目当てなら1st→サードと進み、セカンドは三部作を全部追いたくなったときに回しても困りません。

4

Steam版はこまめにセーブ

3作ともフリーズや進行不能の報告があります。こまめにセーブし、PCならコントローラーで遊ぶのが無難です。購入前にSteamの最新レビューも確認してください。

5

外伝には手を出さない

『LEFT ALIVE』はメタスコア37・日本語レビュー18%で9,130円、『Front Mission Evolved』は日本語非対応の別ジャンル。どちらも本流を遊び終えるまで検討する必要はありません。

主要4作レビュー(三部作+外伝)

各作の特徴・長所と注意点・こんな人向けを、実際の内容に踏み込んで解説します。

1 フロントミッション ザ・ファースト: リメイク キービジュアル

フロントミッション ザ・ファースト: リメイク

1995年 シミュレーションRPG(ヴァンツァー改造) ハフマン島の代理戦争・復讐

太平洋のハフマン島を舞台に、恋人を失った傭兵ロイドの戦いを描く1995年の原点をフルリメイクした一本。腕・脚・ボディを個別に換装してヴァンツァーを組み上げ、部位ごとに狙って壊す戦闘は今遊んでも独特で、明るさを排した戦争ドラマの手触りも健在。メタスコア69(Switch・批評家23件)はリメイク三部作で最も高いが、裏を返せば三部作の上限がこの水準ということでもある。批評家は原作に忠実な作り直しを評価する一方、古いままのゲームデザインや運任せに感じる戦闘を指摘した。
Steamの日本語レビューは61%(110件)で、否定的な声の中心はアイテムやミサイルの使用時などに起きるフリーズ・操作不能の報告と、「リメイクというよりリマスター」という物足りなさ。一方で「言われているほど悪くない」「懐かしさは十分」という原作経験者の声もある。それでも三部作の起点であり、3,900円(セールならさらに安い)でヴァンツァー改造が自分に合うか確かめられる意味は大きい。こまめなセーブは必須。

フロントミッション ザ・ファースト: リメイク スクリーンショット フロントミッション ザ・ファースト: リメイク スクリーンショット

画像:Steam ストアページ / © 各権利者

69
メタスコア
初心者向け度 4/5
ストーリー 4/5
ボリューム 3/5

良い点

  • 三部作の起点で、ここから順に追える
  • リメイク3作で最高評価(MC69)
  • パーツ単位のヴァンツァー改造が独特
  • 日本語対応・3,900円

気になる点

  • Steam版はフリーズ・操作不能の報告が多い(日本語61%)
  • 中身はほぼ原作のままで「リマスターに近い」
  • 明るい作風を期待すると重すぎる

こんな人向け:フロントミッションが初めてなら、まずこれ。

Steam Switch PS5 PS4 Steam通常 ¥3,900 Steamで見る
2 フロントミッション セカンド: リメイク キービジュアル

フロントミッション セカンド: リメイク

1997年 シミュレーションRPG(歯ごたえ強め) アロルデシュのクーデター・群像

1997年の『セカンド』をリメイクした一本で、アロルデシュ共和国のクーデターに巻き込まれた兵士たちを群像で描く。三部作の中では最も歯ごたえがあり、同時に最もとっつきにくい。システムが複雑化し、序盤から難度が高いため、1stで感触をつかんでから入るのが現実的。メタスコア64(Switch・批評家12件)は三部作で最も低く、英語版の翻訳の粗さも批評で繰り返し指摘された。
Steamの日本語レビューは38%(82件)と「やや不評」で、三部作で最も厳しい。否定的な声は進行不能バグやフリーズ、原作にあった迫力ある戦闘シーンの演出が無くなったこと、補給や行動回数の制約が厳しく1ステージに1時間以上かかる重さに集まっている。ロード時間が原作から劇的に短くなった点は好評。原作の手強さを再体験したい人以外には勧めにくく、三部作の中では最後に回してよい一本。

フロントミッション セカンド: リメイク スクリーンショット フロントミッション セカンド: リメイク スクリーンショット

画像:Steam ストアページ / © 各権利者

64
メタスコア
初心者向け度 2/5
ストーリー 4/5
ボリューム 4/5

良い点

  • 三部作で最も戦術的な歯ごたえがある
  • 群像劇として物語の密度が高い
  • 日本語対応・3,900円

気になる点

  • 三部作で最も評価が低い(MC64・日本語38%)
  • 進行不能バグ・フリーズの報告がある
  • 原作の戦闘シーン演出が無くなった
  • 難度が高く1ステージが長い

こんな人向け:三部作を全部追いたい人、原作の手強さを再体験したい人へ。

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3 フロントミッション サード: リメイク キービジュアル

フロントミッション サード: リメイク

1999年 シミュレーションRPG(2ルート分岐) 日本発の陰謀・2つの立場

2026年1月30日にPC版が出て、これでリメイク三部作が出揃った一本。原作は1999年で、日本を起点にした陰謀劇を序盤の選択によって2つのルートに分岐させる構成が最大の特徴。同じ事件を異なる立場から見ることになり、両方遊んで初めて全体像がつながる。物語の評価は原作の時点からシリーズ屈指で、リメイクでは戦闘を短縮できる「クイック・コンバット」も追加された。メタスコア66(Switch・批評家14件)で、批評家は戦闘と機体カスタマイズの深さ、分岐する物語を評価する一方、見た目や音の安っぽさを指摘した。
Steamの日本語レビューは58%(38件)。否定的な声は、気絶・強制排出の起こる率が高く戦闘が運任せになること、ボタンの反応やテンポがPS版より悪いこと、マウス&キーボードでの操作の不便さに集まっている。それでもシナリオ目当てなら、三部作で最も報われる一本。

フロントミッション サード: リメイク スクリーンショット フロントミッション サード: リメイク スクリーンショット

画像:Steam ストアページ / © 各権利者

66
メタスコア
初心者向け度 3/5
ストーリー 5/5
ボリューム 4/5

良い点

  • 2ルート分岐で物語の厚みが三部作随一
  • クイック・コンバットで戦闘を短縮できる
  • 2026年1月にPC版が出て三部作が完結
  • 日本語対応・3,900円

気になる点

  • 全体像を見るには2周が前提
  • 気絶・強制排出が多く運任せという声(日本語58%)
  • UIの反応とテンポがPS版より悪いという指摘

こんな人向け:物語目当てなら三部作で最も濃い一本。

Steam Switch PS5 PS4 Steam通常 ¥3,900 Steamで見る
外伝 LEFT ALIVE キービジュアル

LEFT ALIVE

2019年 サバイバルアクション(本流とは別ジャンル) 戦火の市街・逃走と生存

フロントミッションと同じ世界を舞台に、戦火の市街から生き延びることを目指す2019年の外伝。ジャンルはシミュレーションRPGではなくサバイバルアクションで、本流とは遊び方がまったく違う。メタスコア37(PS4・批評家42件)はこのサイトが扱う全作品で最低で、理不尽な敵の視認範囲、乏しい弾薬、粗い操作性などが批評でほぼ一致して指摘された。Steamのレビューも全体32%・日本語18%(61件)と厳しい。それでいてSteam通常価格は9,130円と高いままである。世界観を広げたい気持ちがあっても、リメイク三部作を遊び終えるまでは検討する必要がない一本。当ページで唯一、はっきりと注意を促しておく。

LEFT ALIVE スクリーンショット LEFT ALIVE スクリーンショット

画像:Steam ストアページ / © 各権利者

37
メタスコア
初心者向け度 1/5
ストーリー 2/5
ボリューム 2/5

良い点

  • フロントミッションの世界観を別角度から見られる

気になる点

  • メタスコア37はサイト内全作品で最低
  • 9,130円と価格が高いまま
  • 理不尽な難度と粗い操作性が広く指摘されている
  • シミュレーションRPGではなく別ジャンル

こんな人向け:基本的に非推奨。三部作を優先してください。

Steam PS4 Steam通常 ¥9,130 Steamで見る

遊ぶ順番(時系列順・1作目から順に)

三部作は同じ世界の出来事を時系列で描いているので、1st→セカンド→サードの順が自然です。主人公はそれぞれ別なので途中から入っても物語は追えますが、勢力や地名の前提は積み重なります。 → 横にスクロール

よくある質問

フロントミッションはどれから始めるべき?

『フロントミッション ザ・ファースト: リメイク』からで問題ありません。三部作は同じ世界の時系列でつながっており、1作目から順に追うのが素直です。
1stはリメイク3作の中で評価が最も高く(メタスコア69・Switch・批評家23件/Steam日本語レビュー61%)、ヴァンツァーを腕・脚・ボディの部位ごとに組み替える、このシリーズならではの面白さが最も素直に味わえます。
3作とも日本語対応で、Steamの通常価格は各3,900円です。セールで大きく値引きされることも多いので、まずは1本だけセールで試し、組み替えが自分に刺さるかを確かめてから続きを買うのが無駄がありません。

リメイク三部作の出来は?(正直なところ)

手放しでは勧めにくい水準です。
メタスコア(Switch):1st 69(23件)/セカンド 64(12件)/サード 66(14件)
Steamの日本語レビュー:1st 61%(110件)/セカンド 38%(82件)/サード 58%(38件)
批評家からは原作に忠実な点が評価される一方、古いままのゲームデザインや演出の安っぽさが指摘されました。日本語レビューでは「リメイクというよりリマスター」という声と、フリーズや操作不能などの不具合への不満が目立ちます。
「原作を今の環境で遊ぶための手段」と割り切れるなら価値はあります。ただ、リメイクとしての完成度を期待すると厳しい、というのが正直な評価です。

Steam版のバグ・フリーズは大丈夫?

Steamの日本語レビューでは、3作とも不具合の報告が目立ちます。
1st:アイテムやミサイルを使ったときなどに、フリーズしたり操作を受け付けなくなったりする報告が多い。
セカンド:進行不能になるバグやフリーズの報告があり、否定的なレビューの中心になっている。
サード:戦闘中のセーブまわりの不具合報告に加え、マウスとキーボードでの操作が不便という声が多い。
対策として複数のレビュアーが勧めているのはこまめにセーブすることです。PCで遊ぶならコントローラーの使用も推奨されています。環境によって症状は違うので、購入前にSteamの最新レビューを確認してください。

リメイクはスクウェア・エニックスが作っている?

いいえ。原作はスクウェア(現スクウェア・エニックス)ですが、リメイク3作はポーランドのForever Entertainmentが発売しています。
開発も作品ごとに違い、1stはForever Entertainment、セカンドはStorm Trident、サードはMegaPixel Studioです(Steamストアの表記)。
1作ごとに作り手が変わっていることは、3作の出来に差がある理由の1つと考えられます。1stが遊べたからといって2作目以降も同じ品質とは限らないので、1本ずつ評判を確かめて買うのが安全です。なお外伝の『LEFT ALIVE』だけは、スクウェア・エニックス自身が作った作品です。

順番に遊ぶ必要はある?

ゆるやかにはあります。三部作は同じ世界の出来事を時系列で描いていて、勢力や地名、兵器の前提が積み重なっていきます。1st → セカンド → サードの順が自然です。
ただし主人公はそれぞれ別で、物語もその作品の中で完結するので、途中から入っても話は追えます。とくにセカンドは評価が最も低く、難度も最も高い作品です。物語目当てなら、1stの次にサードへ進むのも現実的な選び方です。サードは序盤の選択で2つのルートに分かれ、シナリオの厚みは三部作で一番です。

原作を遊んだ人は買うべき?

「原作との違い」に期待すると肩透かしになりやすいです。日本語レビューには原作経験者の声が多く、よく挙がるのは次の点です。
1st:グラフィック以外はほぼ原作のままで、リメイクというよりリマスターに近い。
セカンド:ロード時間は劇的に短くなったものの、原作の迫力ある戦闘シーンの演出が無くなった。
サード:気絶や強制排出の起こる率が高く、ボタンの反応やテンポもPS版より悪くなった。
懐かしさを確かめたい人はセールで1stから。原作の思い出を大事にしたい人は、無理に買わないのも一つの判断です。

フロントミッション4・5は遊べる?

2026年9月時点では遊べません。『4th』(2003年・PS2)と『5th Scars of the War』(2005年・PS2)はリメイクが発表されておらず、現行機・Steamのどちらでも配信されていません。当時の実機とソフトを用意する以外の手段がない状態です。
リメイクは2026年1月の『サード』でいったん三部作に区切りがつき、続きが出るかは未発表です。三部作の評判を考えると、仮に続きが出る場合も、発売後に評判を確かめてから判断するのが安全です。

外伝の『LEFT ALIVE』『Front Mission Evolved』は?

どちらも勧めません。
『LEFT ALIVE』(2019年)は同じ世界を舞台にしたサバイバルアクションです。メタスコア37(PS4・批評家42件)はこのサイトで扱う全作品の中で最低で、Steamのレビューも全体32%・日本語18%でした。それでも通常価格は9,130円と高いままです。
『Front Mission Evolved』(2010年)はサードパーソン・シューターで、シリーズ本流のシミュレーションRPGとは別ジャンルです。Steam版は日本語に対応していません。メタスコアも58(Xbox 360・批評家52件)と低く、当ページの比較からは外しています。

他のシリーズも比較

発売日・対応機種・シリーズ順・メタスコアなどの事実は、メーカー公式・各ストア等を確認して掲載しています。初心者向け度・ボリューム・長所短所・おすすめは編集部評価です。詳しくは編集方針をご覧ください。